以前ピナちゃんに喜んでもらう為に株主優待目当てで購入した株の優待券が、先月からポツポツと送られてきたので、ある程度揃った所で開封しテーブルに広げてピナちゃんにプレゼントした。
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近所のスーパーマーケットで会員登録をしているピナちゃんは、時々貰える金券と同じように¥500と印刷された優待券を一目で金券だと認識し、目を輝かせながらこちらを振り向き質問してきた。
ピ「これ使えるデスカ(`・ω・´)?」
私「使えるお店は決まってるけど、使えるよ。」
オォーイ(*´Д`*)ハッピーナマントー♪
ピ「誰がくれたデスカ?アリガト言わないとイケマセン(`・ω・´)」
私「この会社がプレゼントしてくれたんだよ。」
ピ「何で(゚д゚;)?シャチョと友達デスカ?(訳:社長と友達なの?)」
私「ふふふふふふ(ドヤ顔)」
ピ「アイ・・何か嘘言ってマスネ(‘A`)ん?ん?」
数日間は有名企業と繋がりがあるように見せかけて大物ぶろうかと思っていたが、私の交友関係をほぼ把握しているピナちゃんにあっさりと見抜かれてしまったので、購入金額は伏せて(びっくりするので)株について説明をしてあげた。
真剣に私の話に耳を傾けている素振りのピナちゃんであったが時折視線をチラチラと外し、どうもテーブルの上に並べられた優待券が気になって仕方がないようで、視線を追うと金券ではなくココスで使えるストックホルダーカードに描かれているドラエモンに気を取られているようである。※ピナちゃんはドラエモンが好き。
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ピ「太郎・・ドレェモン貰えるデスカ.。゚+.(・∀・)゚+.゚」
私「いや、ドラエモンはもらえないよ。」
ピ「でもこのカード、ドレェモンいるデスヨ(´・ω・`)」
私「このカードはオーナーが持てるカードでディスカウントしてくれるんだよ。」
ピ「何のオーナーデスカ?」
私「ココス、時々食べに行ってるでしょ。」
(((( ;゚д゚)))スグイ!!(訳:凄い!)
私「それピナちゃんにあげるよ」
(((( ;゚д゚)))!?
怖いからいらないと断っていたピナちゃんだったが、オーナーだからと言ってサラリーが貰えるわけでもなく、面倒な手続きは秘書である私が全てするので特に何もしなくて良い事を伝えると、嬉しそうにホクホクした顔で財布にカードを入れる姿がとても可愛いのである。
翌日の昼、昼食の準備を始めようとしているピナちゃんに外食をしようと提案した。
私「今からどこか食べに行かない?」
ピ「何でデスカ?食べ物アリマスヨ(´・ω・`)」
私「オーナー!お店を見に行かなくていいのですか?」
(`・ω・´)!?
さっそくココスへ向かおうと思ったが、ちょっとした外食ならいつもはスッピンで出かけるピナちゃんが、オーナーとしての威厳を保つ為か「チョト待ってクダサイ」と化粧を始めたので、その微笑ましい行動を珈琲を飲みながら眺めていた。
ピナちゃんの準備も整った所で最寄のココスへと車を走らせ、秘書としては入店前にオーナーとしての振る舞い方を教えるのも大切な仕事である。
私「オーナー、カードは持ってきましたか?」
ピ「ハイ(*´Д`*)!!」
私「お店のスタッフはピナちゃんの事を知らないから、オーナーカードをおでこに張って入るんだよ」
ピ「チョト恥ずかしデスネ(///・ω・///)」
全く疑う素振りも見せず、恥ずかしそうに額へカードを持っていくピナちゃんを見て吹き出してしまい、冗談だと気付いたピナちゃんに尻を叩かれながら入店した。
昼飯時なので店内は混雑しており少し待たないといけなかったのだが「人気がアリマスネ(´∀`*)」と、すっかりオーナー目線のピナちゃんはどこか嬉しそうである(笑)
食事を終えてレジで会計をする時に「あの・・これ・・使ってもいいデスカ(///・ω・///)」と、照れながらカードを提示していたピナちゃんに店の外で「オーナーもう少し堂々として下さいね!」と進言すると「恥ずかしダカラ(*´Д`*)」と言っていたが、楽しそうにしていたので近いうちにまた視察にいかないといけない。
※記事の中でまるで大株主のようにオーナーと表記しておりますが、株主優待を受けれるギリギリの株しか保有していません(涙)
ピナちゃんが騙された過去記事