この記事はフィリピンの警察に逮捕されるの続きです。シリーズを最初から読むにはこちら。
フィリピンで行われたロックダウン中にギャンブルをして逮捕されたママは、留置場へ面会に来た親族に密告者を探すよう怒っていた。
逮捕されてなお強気なのは娘であるピナちゃんが保釈金を支払えば、すぐに釈放されると思っていたからだろう。
ママはもちろんだが親族達も、いくら喧嘩中でも釈放するためのお金なら送金すると思っていたに違いない。
だが、保釈金を振り込むよう連絡してきたママの妹に、「私が助けるとママは同じことを繰り返しますから送金しません。」とピナちゃんは保釈金の送金を断ったのである。
まさかの対応にピナちゃんファミリーは驚いた。
これまで何があっても最後は折れていたピナちゃんだが、今回はママに手を差し伸べないかもしれないと気が付きはじめたのだ。
詳しくは分からないが、複数人でチャットができる機能のあるSNSがあるみたいで、密偵のエレンによると親族グループチャットで一波乱あったらしい。
チャットでは一部の親族によりママの心配とピナちゃんの文句が飛び交っていたが、そんな中でピナちゃんを庇う者が現れた。
バブイ君である。
ピナちゃんファミリーの次期大黒柱として期待される頭の良い太った青年。
日頃は女性に興味がなさそうなふりをしているが、商店建築(雑誌)と一緒にエロ本を送ってあげた所、内緒にしてくれと言いながら喜び私を呼ぶ名称もBossに変わった。
大人たちがピナちゃんの文句を言う中で言い出しにくかったと思うけれど、ピナちゃんを慕うバブイ君は勇気を出して立ち上がった。
みんなアテ(ピナちゃんのこと)を責めるけど、今回は叔母さん(ピナちゃんのママ)が悪いことをしたんだよね。
叔母さんを助けない事を責めてるなら、それはみんなも同じじゃないの?
これまで僕たちが病気になったり家が壊れたり何か問題があった時はアテが助けてくれたでしょ。それなのに何でアテが困ってる時に助けずに責めるの?
僕はこの状況をフェアだとは思えない。
こんな感じの事を言ってくれたらしい。
昔は相撲をとって泣いていた少年が立派になったものである(涙)
バブイ君の父親はピナちゃんファミリーの大黒柱で、長女であるママを立ててはいるが実質ファミリーのボスとして親族から頼られている。
言ってみればバブイ君はファミリーのプリンスなのだ。
そのバブイ君の発言に強く反発するファミリーはいなかったのだけど、よく考えると長女の娘であるピナちゃんはプリンセス。なぜこうも親族の対応が違うのか不思議である。
ママは拘留されて数日が過ぎてもピナちゃんが保釈金を支払う様子がないため、怒りの矛先が密告者からピナちゃんへ向かったようなのだけど、ピナちゃんはその話をエレンから聞いても動揺することはなかった。
ピ「ママは変わらない事がわかりました( ´・ω・)」
ピナちゃんが何で保釈金の支払いを拒否したのかママには想像できないのだろうか?
奪うだけではなくて、少しでも娘を思いやる気持ちを持っていればママは老後も安泰だったのに、欲を出し過ぎて自ら捨ててしまった。
ママは2週間拘留された後、ファミリーがお金を出し合い保釈された。
つづく