フィリピンの警察に逮捕される

この記事はママの根回しでフィリピンの親族と対立の続きです。シリーズを最初から読むにはこちら

送金が滞ることで、ピナちゃんとママの関係は悪化していった。

それでも親を想う気持ちが残っているピナちゃんは、お金のことで連絡してくるママに追加送金は拒否しながらも、手洗いうがい、バランスの良い食事、人の多い所へ行くときはマスクをしてね。とコロナが広まる田舎に住む母親の体調を気遣っていた。

 

しかし、ママからすると娘がお金を送ってこないので、食べ物を買うお金もなく食事を我慢しなければならないらしい。

「ピナのせいで私はもうすぐ物乞いをして生活することになるのよ」と言うのだけど、私たちはママの近所に住む密偵エレンからの連絡により、家に食料はしっかりあることも、物乞いをするどころかピナちゃんの名を出して借金をしていることも知っているのである。

 

自身の生活環境が日本へ筒抜けだと知らないママは、ママ派閥の親族に援護射撃をしてもらいながら、恫喝したり不幸ぶったり中々の演技を見せてピナちゃんからお金を引き出そうとする。

だが筒抜けなのである・・・

ママが策を張り巡らせたところで、すでに作戦は破綻しているのである。

 

「全部知ってんだぞ!」とネタ晴らしをしたい衝動をエレンに迷惑がかかるから抑えながらも時は流れ、ママや親族からの長文メールは読まない等、ピナちゃんも自分なりに心を安定させる方法を覚えてきたと思っていたら・・・

ママがフィリピン警察に逮捕された(驚)

 

ママ逮捕の一報は瞬く間に親族間を駆け巡り、情報が錯綜する中で分かってきたのは、どうやらギャンブルが原因で逮捕されたようなのである。

田舎にいる唯一のピナちゃんの味方エレンの諜報活動によれば、ママはロックダウン中なのに連日出歩いてはフィリピンで大人気のカードゲーム”トンイツ”に精を出し、ここからは親族の推測なのだけど、誰かが密告してパトロール中の警察官に現行犯で逮捕されたらしい。

※逮捕理由がロックダウン中の外出なのかギャンブルなのかは不明。

 

被害者の会
フリーダム過ぎる(血涙)

 

おそらくフィリピンだけで普及しているトランプを使ったカードゲームで、戦略性に優れたゲーム内容は年頃の子供からお年寄りまで広く楽しめる。

ただ多くの場合掛け金が発生するので、フィリピン滞在中にふらりと参加するのは危険を伴う。詳しくはこちら

 

ピ「ママはジェイルで怒ってるだって( ´・ω・)」

トンイツをしていたメンバーと共に留置場に入れられたママは、面会にきたエレンの母に「誰が警察を呼んだのか犯人を捜して!」と怒りを爆発させていたようだが、私は金田一君ばりに「犯人はお前だ!」と言いたかったのである。

つづく

フィリピーナの心を掴む

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