ファミリーレストラン”ココス”の株主優待でもらった食事券(2,000円分)を確認すると、利用期限が本日までだった。
優待が貰える最低株数しか保有していないが、私たちは時々大株主ぶってココスへと出かけるため、使用する機会は幾度となくあったのに、まだ期限まで日があるのに手元から優待券が無くなるのが淋しいという、よく分からない理由で使用するのを渋った結果がこれである。
貧乏性な私達は「これはえらいこっちゃ」と、急遽午後の予定を変更し車を走らせ、ココスへランチを食べに出かける事にした。
ソファで寛ぎながらピナちゃんの身支度が整うのを待っていると、めかし込んだピナちゃんがTシャツを持ってきて「こっちがいいデス(・∀・)」と、私の着ているTシャツを着替えるよう言ってきた。
ファミレスにドレスコードなんてものは無いので、何でもいいじゃないかと思うが、ピナちゃんにとってはココスへ出かけるのも大切なイベントで、夫にもそれなりのファッションを求めてくる。
言われるがままに着替えると「ポギッ!! ポギッ(*´Д`*)訳:格好良い」と褒めちぎってくるが、ピナちゃんが用意したお出かけ用の服は、先ほど着ていたTシャツと何が違うのか分からない似たようなTシャツで、部屋着とお洒落着の判断が難しいのである(汗)
しかし洗濯する時もオシャレ着洗いと通常コースで分けていると言っていたので、ピナちゃんの中では何らかの基準があるのだろう(不思議)
ココスで料理を待つ間に色々な話をしていたが、ピナちゃんは何気なく取り出してテーブルに置いた株主優待券を見て、突然「私も株に興味がありマス(`・ω・´)」と言い始めた(驚)
以前ピナちゃんが喜ぶだろうと、食事券の優待を行ういくつかの企業の株を購入し、年に2回優待券が送られてくる度にピナちゃんにプレゼントしていた。
優待券をもらったピナちゃんは、二人で使用したり友人たちにご馳走をしたりして使っていたが、優待券が貰えるのが嬉しかったようで株に興味を持ったみたいだった。
資産運用に関心を寄せるのはとても喜ばしい事だが、日経平均も高くなっているし今ならビットコインやリップルでも購入した方が、運用益は期待できるのではないかと伝えたが、話を聞くとピナちゃんは資産を増やす事が目的ではなくて優待券に魅力を感じていた。
ピナちゃんはココスをはじめ、コメダ珈琲や近所のスーパー、デパート等、自身の好きな企業の優待情報を知りたいようなので、Yahooファイナンスを開き株価の見方を教えて、気になる企業のページを全てブックマークに登録した。
賢いピナちゃんは同一の企業でも日々株価が変化している事に気が付き、しかもそれがチャートで過去の株価まで分かりやすく表示してあるのに感心して、難しい顔をしてチャート画面を見ている姿がキュートである。
ピ「コメダは去年1,600円デシタ!! 今1,800円デス(`・ω・´)」(ドヤ顔)
私「そ、そうなんだ、高くなったね(汗)」
投資家ぶりたいのか、チャートを見ながら返答に困る情報提供をしてくれて、食費の余ったお金を使い1,800円でコメダ株を購入してきてよいか聞いてきたが、残念な事に単元株数(最低取引株数)は100株なので、コメダ珈琲の株を購入するには18万円必要となる。
1,800円を受け取り残りの金額はこっそり補填して購入してあげようかとも思ったが、目をキラキラさせている表情を見ると、コメダ珈琲だけでは終わらない気がして、今後の事を考えて残酷な真実を伝える事にした。
私「ピナちゃん、この最低購入代金の所を見てごらん」
ピ「コレは何デスカ(‘A`)?」
私「コメダ珈琲の株を買うのに必要なお金だよ」
(((( ;゚д゚)))
余りの高さに一瞬怯み固まっていたが覚悟を決めたのか、コツコツ貯めた貯金を切り崩して一社だけ購入すると言っていたので、どの企業を選ぶか楽しみであると同時に、貯蓄の概念が無かった出会った当時に比べて貯金をする大切さを知り、さらに資産運用にまで興味を持ってくれた事が嬉しかった。
いつの日かピナちゃんがウォール街に名を轟かせる日がくるのを、過去に株で大損したヘナチョコ投資家は見守ろうと思うのである。
ちなみにココスでは無料で食事ができる2,000円に限りなく近くなるように、二人してメガグリドルランチを選び、合計金額は1,922円という上々の結果を残した。
お釣りの出ない78円分は大株主らしく「皆で何か旨いものでも食べなさい。」と心の中で思い、ココスで働く皆様にエアご馳走をしておいた。
以前ピナちゃんに喜んでもらう為に株主優待目当てで購入した株の優待券が、先月からポツポツと送られてきたので、ある程度揃った所で開封しテーブルに広げてピナちゃんにプレゼントした。関連記事: 妻の喜ぶ事を考えてみた。近所のス[…]
ピナちゃんが何か喜ぶ事をしたいなぁ・・と、先日バルコニーでお茶を飲みながら考えていた。一緒に散歩に行ったり、ケーキを買ってあげるだけでも大変喜んでくれるのだが、それでは日頃の行動と変わらないので、普段とは異なる新鮮なサプライズを行い[…]