この記事は親への仕送りで喧嘩の続きです。
先週ピナちゃんとママが仕送り額をめぐり大喧嘩となってしまい、私はピナちゃんファミリーの良心ともいえる叔父さんに時間を作ってもらい相談をした。
フィリピンの家族-叔父さん一家について
叔父さんから家に帰ったとメッセージがあったのでスカイプでコンタクトをとり、ピナちゃんから大まかな話を聞いていた叔父さんは開口一番「大変だったな気にするな」と言った。
叔父さんは、「ママの性格は難しいので話をした所で通じない。ママの生活は俺に任せておけ(・`ω・)b」と聖人のような助け舟を出してくれて、隣にいた叔母さんも「ピナは太郎と幸せになる事だけを考えなさい、フィリピンの事はもう気にしなくていいから(´∀`*)」と、こちらも天使のような発言をするのである。
とは言っても、叔父さん一家の申し出に甘えてしまっては、大黒柱とはいえ親戚中から頼られている叔父さん一家の金銭的な負担とママの愚痴に付き合う精神的な負担が増えてしまうし、かつてピナちゃんがお世話になった叔父さんに迷惑をかけるような真似はしたくない。
それだけでなく例えママの過剰な要求が原因で仕送りを止めたとしても、年長者を敬うフィリピンでは「ピナはママを見捨てた」と思う者もいるだろう。
そんな状況でピナちゃんが里帰りした時の立場を考えると可哀想だし、何より完全にママとピナちゃんの縁が切れるのはどうしても避けたいのだ。
「皆が幸せななれる方法はないだろうか?」と聞いてみたが、「そうなればベストだが、それは誰もが相手の立場を考える事ができれば成り立つ事で、ママは全く太郎やピナの状況を受け入れるつもりはないので、皆が本当に納得する道はない」と言われてしまった。
すでに叔父さんは昼のうちにママへ連絡を取り、「太郎やピナを余り困らせないように」と説得を試みてくれていた(涙)
しかし「生きていれば誰もが問題はある!」と、それママが言っちゃう?という謎理論を展開され空振りに終わってしまい、私たちのこれからの日本での生活を考えて、自身が犠牲になろうとしてくれたのである。
「叔父さんの負担になる事はしたくないので、ベストな選択は仕送りの増額だと思う?」と聞くと、叔父さんは「仕送りを増額するのは止めてほしい」と答えた。
どうやら昼に連絡を取った時に、ママが仕送りの増額を執拗に迫ってくる理由が分かったようなのだ。
増額の理由をママは親族と旅行に行くと言っていたが、それはまるっきり嘘という分けではなかった。
田舎で羽振りの良いママの周りには色々な人が集まってきていて、その中にはママにアプローチする男性もいて、ちやほやされるのが好きなママは舞い上がってしまい、その男性の家族と一緒に旅費はママ負担で旅行に行きたいようなのである。
仕送りしたお金をどう使おうがママの自由だけど、心の狭い私はママの旅費として使われるのならまだしも、何処の誰かも分からない家族の旅費に使われるのなら気持ち良く送金できない。
しかしそんな事を口にすると叔父さんから小さい男だと思われてしまいそうで、人からの評価を気にする私は口を噤んでいると、叔父さんが追加送金を止めてほしい理由を説明してきた。
叔父さんが追加の仕送りを止めるように言ったのは、ママにアプローチしている男性に問題があるからだった。
その男性は現在ママと一緒に住んでいる妹の話によると、盗みやドラッグの常習犯で近所でも評判が悪く、その男性と親密な関係になる事を懸念しており、過剰なお金をママが持つと事態が悪化すると考えているようである。
ただ叔父さんや妹はママを説得したが、ママもフィリピーナの端くれで恋をすると周りが見えなくなるので、家族からの話でも聞く耳を持たないようである(涙)
サラリとそんな話をされても私は返事に困るのであるが、隣で一緒に話をしていたピナちゃんがママの生活に激怒して、「やっぱりセンドは止めマスヽ(#`Д´)ノ」と言い始め、それでは叔父さんに負担が・・・と元に戻ってしまい、私の望む皆が幸せになる方法を見つける事はできなかった。
その後も話し合いは続き、不満は残るが今できる最良の選択をしようという事になりルールができた。
- 送金はこれまで通りに行うが追加の送金はしない。
- ママからの追加要請があればピナちゃんは叔父さんに連絡し、窓口を叔父さんへ移す。
- ママからの暴言メッセージは相手にしない。
荒ぶるピナちゃんは私も叔父さんも仕送りを止めればいいと興奮していたが、私達が援助しなければ他の親族や近所の人にお金を借りて迷惑をかけるだろうし、それは巡り巡って叔父さんの所へ請求がくるかもしれない事と、もし一時期の気持ちでママと縁を切ってしまえば、私達より年長者のママは先に亡くなるので縁を切った事を後悔するかもしれないよ。と話をすると、ピナちゃんは少し考えて「そうかもしれナイ(´・ω・`)」と納得したようだった。
結局ママへの仕送りについて解決したとは言えない結果になったが、やはりフィリピンの親族との付き合いは難しいものである。(叔父さん一家を除く)
先日の記事へのコメントのお礼
先日の記事に多くの励ましやアドバイス、壮絶な体験談等をコメント頂きましてありがとうございます。どのコメントも「そうだよなぁ・・・」と思う所があり、今後の付き合いをするうえで大変参考になりました。
今後これ以上事態がこじれるようであれば、現物支給(食品)にしようかと本気で悩んでおります(涙)