(最終話)天使のようなフィリピン妻

  • 2015年9月17日
  • 旅行
  • 24件

この記事は(第5話)できる男の時間管理の続きです。神戸編を最初から見るにはこちら

 

翌朝ピナちゃんに起こされ何気なくテレビをつけると、台風が接近しているとのニュースが流れており、これは観光どころではなくなるかもしれないと、急いで身支度を整えてホテルを出た。

こんなに急いだのは理由があり、私は今回の神戸旅行でどうしても行きたい場所があったからだ。

 

コメント欄で異人館辺りにドレスを着れる貸衣装屋さんがあると聞き調べてみると、異人館には民営と市営があり民営の異人館全てを巡るチケットを購入すると、特典として北野外国人倶楽部でドレスを着て撮影ができるという事が分かった。

何としてもピナちゃんのドレス姿を撮影して携帯電話の待ち受け画面に設定したい私は、台風よりも早く北野外国人倶楽部に到着する必要があったのだ。

 

タクシーに飛び乗って、異人館にあるチケットセンターに付いた頃には風も強くなっており、全ての異人館を見て周るのは無理だと判断し、スタッフの方に北野外国人倶楽部への道順を聞いて歩き始めたが、この辺りは坂道が多くお洒落をして慣れないヒールのある靴を履いているピナちゃんがチンタラと歩くので、パラパラと雨も降り始めてきたのである。

雨に濡れてピナちゃんの化粧が落ちてしまっては写真の仕上がりに差が出てしまう。

 

シャキシャキと歩いてもらいたい所であるが、神戸旅行を楽しみにしてお洒落をしてきたピナちゃんに対して、急げだなんて可哀想で言えない(涙)

何とか坂道を楽に登れる歩き方はないかと考え160度位に足を開き、ガニ股で小走りをして坂を駆け上がってみせると「アーイ♪ ゴリラナマント-(*´Д`*)」(訳:ゴリラみたい)と、見事にピナちゃんのツボを刺激し、ピナちゃんも私の真似をしてガニ股でゴリラ歩きを始めたので、そのまま山頂近くにある北野外国人倶楽部まで二人?二匹?で駆け上がった。

 

スタッフの方にドレスを着たい事を伝えると、衣裳部屋のある建物へ案内してくれたので、当たり前のように私も入ろうとしたのであるが、女性しか入れない決まりらしく入り口で止められてしまった。

だみなの(’A`|||)?

ピナちゃんは私にドレスを選んでほしいと言っていたが、他の女性のお客さんの迷惑になるのでピナちゃんのセンスを信じていると伝えて、私は小雨の降る中外のベンチでピナちゃんの着替えを待っていた。

 

しばらくしてスタッフの方が「用意ができました」と教えにきてくれたので撮影スポットへ移動すると、ドレスを身にまとったピナちゃんが「恥ずかしデス(*´ェ`*)」と言いながら待っていた。

((て‥‥‥天使や‥‥‥天使やないか!!))

私「ピナちゃん!すごく綺麗だよ!」

ピ「恥ずかダカラ、静かにシテクダサイ(*´ェ`*)」

私「こりゃぁエンジェルだ!本当はエンジェルなんじゃないの?(錯乱)」

スタッフ‥‥‥

 

普段着る事のない洒落たドレスを着たピナちゃんに興奮し心を奪われていると、スタッフの方に撮影をするよう促され、目を覚ました私はコスプレ会場にいるカメラ小僧のように夢中でシャッターを切ったのである。
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こうして素晴らしい体験を終えた私は満足感で一杯であったが、ピナちゃんの顔を見るとお腹を空かせているのが分かったので、”Cafe ティファニーの休日”と言う近くの喫茶店を教えてもらい食事をとった。

初めて行った場所に対してベテランぶって恐縮であるが、外に喫煙スペースがないこのエリアで煙草を吸う事ができるお洒落な喫茶店なので、北野外国人倶楽部に行かれる場合は立ち寄って頂きたい。

 

【サンドイッチにかぶりつくピナちゃん】
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腹ごしらえを済ませて、ギリギリまで神戸を満喫しようと空の様子を見ながら異人館を幾つか見て周った。

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こんなのとか

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こんな洒落た家が数多く点在しているのである。

しかし中には節操なく統一性のない調度品を集めている館もあり、住んでいた住人の感性を疑ってしまうような館もあるので、そのギャップもまた楽しむ事ができる。

 

その後、サンドイッチでは満腹にならなかったので、中華街へと移動し目に付いた屋台で立て続けにショウロンポウや肉まんを食べていると土砂降りになってきたので、神戸を満喫した私達はもう一泊する予定を変更し台風から逃げるように東京へ移動した。

家に帰らず東京へ向かったのは、かなり前の記憶であるが六本木の映画館がゴージャスだと聞いたのを覚えていたので、そこでジュラシックワールドを見ようと考えていたのだ。

 

しかしビジネスホテルにチェックインして部屋に荷物を置き、ピナちゃんを映画館へ誘ったが断られてしまった。

私「ピナちゃん映画を見に行こう」

ピ「ダミデス(´・ω・`)」

私「え‥‥‥何で?」

ピ「たくさん楽しかったダカラ、もう何もいりません(´・ω・`)」

私「じゃあ食事をしに行こうか」

ピ「ダミデス(´・ω・`)」

えぇ‥‥‥

こうして私の懐具合を気遣ってくれたのか、一回の旅行では一箇所だけという決まりがあるのかは分からないが、東京まで来たのにコンビニ弁当をホテルで食べて今回の旅行は幕を降ろした(涙)

 

その夜、撮影した写真や動画を見ながら神戸旅行の思い出話に花を咲かせていると「色々頑張ってくれてアリガトウゴザイマス(*´Д`*)」とお礼を言われ、単純な私はお礼の言葉と楽しそうに写真を眺めるピナちゃんを見て、再び次の旅行に向けてやる気をみなぎらせているのである。

今回初めて神戸で観光をしましたが、楽しめる所や見所も多く行った事がない方は是非足を運んでもらいたい素敵な町でした。

最後にそんな素敵な神戸の町を動画でお楽しみください。

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