※この記事は下品な言葉を含んでおりますので、苦手な方は記事を飛ばして下さい。
以前コメント欄で教えてもらった「クライアントリスト」という、海外の連続ドラマが気になっていたのだが、昨夜ようやく見る事ができた。
クライアントリスト概要
夫が借金を残して蒸発し、子供たちを1人で育てなければならなくなったライリー・パークス(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)は地元のスパで働き始める。だがその店は特定の顧客たちにマッサージ以上の特別なサービスを行っていた。wikipediaより引用
この概要を見ただけで性的なシーンがあると予測はできていた。
見る前は様々な国の繁華街で行われている、アングラな雰囲気の違法マッサージを想像したのだが、実際の所は清潔感のある高級マッサージ店で、スペシャルサービスとして性的なサービスが行われているというものであった。
マッサージ中の性描写もいやらしさは無く、芸術的な美しさを感じさせる表現になっている。
そう感じるのはマッサージする女性が美しいだけではなく、マッサージを受ける男性が全員筋肉ムキムキのモデルのような体系をしているのも影響しているのかもしれない。
だがピナちゃんは違った。
過去にアダルトビデオ等を見た経験がなく、他人の性行為に対する免疫が無いため大興奮なのである。
男優や女優が服を脱ぎセクシーシーンになる度に「(((( ;゚д゚)))ハッラー!! ハッラー!! 」と、落ち着き無く騒ぎ、私に女優の下着姿を見せまいと、女性が服を脱ぐと私の顔をクッションで覆い隠してくる為、日本語字幕で見ていたのでストーリーが良く分からない状況である。
スペシャルマッサージ中の話は脳内で勝手に想像し、面白かったので続きを借りようとしたのだが、ピナちゃんは「女の人の裸ダメデス(´・ω・`)」と続きを借りさせてくれないので、アダルトビデオでもないのに続きはこっそりとオフィスで見なければならない。少年時代に隠れてエロ本を見ていた時の心境である。
このようなスペシャルマッサージは私にも過去に経験がある。
それはまだ私が純粋な心を持っていた頃の話である。
当時、脱サラして自由になる時間ができたので、本場のムエタイを見る為に、タイのバンコクへ行っていた。
英語を話すことが出来ない私は、ジェスチャーと簡単な英単語を武器にバンコクを観光していたのだが、やはり伝わりきらないのか頻繁に迷子になるのである。
るるぶタイで紹介されていたレストランへ行きたいはずが、気が付けば住宅地のような所へ迷い込み、困り果てていた私に一人のオバサンが話しかけてきた。
何を言っているのか分からなかったが、マッサージという単語は聞き取る事ができ、この呼び込みのオバサンは私にマッサージをしていかないか?と言っているのだと思った。
レストランは見当たらないし、照りつける太陽の暑さから逃れる為に私は値段を聞き、激安だった為オバサンの提案を了承したのが、これが私の金玉を危険にさらす事になるとは知らなかった。
オバサンにビルの3階へと案内されマッサージの受付を済ませた。
もちろん英語・タイ語は読めないので、全てフィーリングによる指差し確認である。
私のマッサージを担当する若い女性にエスコートされ広めの室内へ入ると、服を脱いでシャワーを浴びてくるように言われたが、部屋と隣接したシャワーブースに入るには女性の前で全裸にならないといけない。
(´・ω・`)ここで脱ぐのかな?
いきなり脱いで悲鳴でもあげられたら大惨事である。
様子を伺いながら脱いでいったのだが、特に女性は態度を変えなかった為にこの場で脱ぐのが店のルールなのだと認識し、全裸になりシャワーを浴びた。
そしてシャワールームで汗を流しサッパリしてから気が付いた。
(´・ω・`)タオルもらってない・・・
体を拭けないだけでなく、受け取るにも股間を隠す物もない。
先ほどは後姿だけであったが、このままシャワーブースから出れば、正面から目視される事になる。
この国のマッサージはその辺りの配慮は無いのか?これも文化の違いなのか?と思ったが、マッサージ店とはこんな物なのだろうと、肯定的に捕らえてそのまま出る事にした。
しかし、ここは海外である。
私の一挙手一投足が日本人のイメージを決定付ける事になる。
私は股間をピシピシと少し刺激し、通常のサイズよりも見栄を張った状態で背筋も伸ばし、シャワーブースから出て行った。これも全ては日本国民の為である。
ブースから出ると、タオルを持った女性が待ち構えていた。
力こぶを作りながら何か言っていたので「筋肉凄いね!」みたいな事を言っていたのであろう。先ほどの私のささやかな見栄については特段コメントする事はなく、その後は淡々と体を拭いてくれた。
ベッドに寝かされ股間にタオルを掛けられてマッサージが始まった。整体以外でマッサージを受けるのは初めてである。
これがタイ式マッサージか!?と、日本のマッサージも知らないまま身を任せていると、女性が指をクイクイさせながら話しかけてきたが、先ほどからこの女性の会話は全てタイ語である。英語も分からないがタイ語はさらに何を言っているのか分からない。
マッサージしながら話す内容と言えば「力加減はどうだ?」とか、そんな所であろう。
私「ストロング、プリーズ!」
次の瞬間
。・゚・(ノД`)いたーーーーーい!!
何を思ったのか、女性は私のキ○玉を握りつぶすような勢いで握り締めてきたのである。
女性は「大丈夫だから寝ろ」と、再び横になるようにジェスチャーをしているが、私は長年大切に扱っていた大福を潰されかけた恐怖から、このマッサージ師が男性なら一発やり返してしまうだろうと思えるほど怒りすら覚えていた。
しかし相手は女性・・・。
「That’s it thank you(´;ω;`)」
私はキ○玉の痛みをこらえ、半泣きで服を着て逃げるようにマッサージ店を後にしたのである。
後に調べた所によると、私が受けたのは睾丸マッサージと呼ばれる技法で、精力の増強や勃起不全等に効果を発揮するマッサージだったのだが、熟練のマッサージ師でないと上手く出来ないらしく、私
を担当してくれたような若い女性が行う睾丸マッサージはリスキーだと書いてあった。
メニューを選ぶ指差し確認の時点で不幸にも選択していたのか、女性が練習にとマッサージ中の会話で睾丸マッサージをする事が決まったのかは分からないが、私のキ○玉が人生で最も危険に晒された日であった。
私はクライアントリストを見ていて、この先のエピソードで睾丸マッサージが出てくるのではないかと、密かに期待しているのである。
【マッサージの過去記事】