私が仕事から帰ると毎晩ピナちゃんはマッサージをしてくれる。
お礼に私もマッサージをしてあげようと、何度か挑戦したのだがくすぐったいらしく、1分と継続する事ができなかった。
そこで私は考えた、プロなら上手い事マッサージするのではないだろうか!?
一昨日、朝食をとりながら「今からマッサージを受けに行こう」と話をした。
すね毛が生えかけているからちょっと・・と悩んでいたが、初めてのマッサージに対する好奇心が勝ったのだろう。
チョトマテ下サイ(`・ω・´)と、お風呂へ毛の処理に向かった。
雰囲気のよさそうなマッサージ店を調べ予約を入れると、お風呂からツルツルになったピナちゃんが出てきた。
初めてのマッサージなので毛の処理中に色々と疑問が出てきたのだろう。
矢継ぎ早に質問してくる。
ピ「くすぐったくないデスカ( ・Д・)?」
私「プロフェッショナルだからね!多分大丈夫だよ!」
ピ「裸になるデスカ( ・Д・)?」
私「・・タオルはあるんじゃないかな?」
ピ「体全部マッサージするデスカ( ・Д・)?」
私「選べるよ」
ピ「女の人がしてくれるデスカ( ・Д・)?」
私「女の人がホームページにいたから、女の人だと思うよ」
なにぶん私も行った事がないため想像でしか答えられない・・・
まぁ、行けばなんとかなるだろう。
その後、緊張気味のピナちゃんとマッサージ店へ到着。
マネージャーの男性とマッサージする女性が出迎えてくれた。
ソファに案内されると問診表のような書類を渡された。
マッサージの強弱やこっている部位などを記入するようだ。
知ったかぶりして書くより、初心者だと伝えたほうが最適なサービスを提案してもらえるだろう。
私はマッサージは初めてだと店員に告げた。
私「妻は初めてのマッサージなので、強弱は様子を見ながら調整してください」
店「はい、かしこまりました。」
店「コースはどのコースにされますか?」
・・・・・・・・・・・・何が良いのだろう?
以前テレビでオイルを使ってシュッシュッとマッサージしているのを、ピナちゃんが興味津々で見ていたのを思い出した。
私「オイルでシュッっとするのはありますか?」
店「はい、ございますよ!」
あるのか!良かった!
ピナちゃんの初マッサージは、アロマオイルを使ったリンパマッサージというものになった。
ピ「女の人チョイスしたいデスケド、いいですか(´・ω・`)?」
店「はい、マッサージを行うのは全員女性スタッフですよ(´∀`)」
ピ「服、脱ぐデスカ( ・Д・)?」
店「はい、こちらに着替えてもらいます(´∀`)」
(((( ;゚д゚)))
薄い紙おむつ?のような物を出してきた。
水で溶けそうな薄さである。
ピ「太郎これ履くデスカ!おもしろいデス(*´Д`*)ウヒー」
私「マッサージするのはピナちゃんだけだよ!」
(((( ;゚д゚)))
店「今ならお部屋も空いていますので、旦那様も大丈夫ですよ(´∀`)」
ピ「ソデスヨ!一緒がイイディバ(´・ω・`)」
Σ(゚д゚;)!!・・・・・お姉さんがマッサージするデスカ?
店「他の女性スタッフが行います(´∀`)」
(´・ω・`)・・・・・・
たとえマッサージでも、ピナちゃんはヤキモチを焼く。
ましてや今回は紙おむつ一枚の、変態プレイのような格好である。
ピナちゃんは、お前がすればいいんじゃないか?という視線を男性マネージャーに送っているが、男性はスーツを着ており施術者でない事は明白である。
マネージャーも「俺か?俺がするのか(´д`;)?」という視線を女性店員へ送る。
私「マッサージは苦手なので、隣の喫茶店で待ってますよ(笑)」
救われた!と言った表情を浮かべるピナちゃんと男性マネージャー。
ピナちゃんがマッサージを受ける間、喫茶店で1時間ほど過ごした。
以前であれば女性が何かするのを待つのは億劫だったが、現在はピナちゃんが喜んでいるかな?と想像をすると、待ち時間も全く苦にならなくなった。
私も大人になったものである。
終了時間が近づいたので、マッサージ店へ戻りソファに座って待っていると女性店員が部屋から出てきた。
店「奥様とても可愛いですね(´∀`)」
何をしたのだろうか・・・
数分遅れてピナちゃんも部屋から出てきた。
・・・が!
顔も腕もオイルでテッカテカである。
店「!?拭き取り用のタオルをお渡ししたのですが(゚д゚;)」
(´・ω・`)?テッカー
ピナちゃんは再びマッサージルームへ連行された。
マッサージ店を後にし、レストランで食事をしている間もピナちゃんは興奮しっぱなしであった。
台に穴が空いていて、そこへ顔を入れる事。
タオルで体は隠してくれる事。
紙おむつは再利用せず、ゴミ箱に捨てる事。
延々と嬉しそうに話をしている。これからは月に一度は連れて行ってあげたいと思う。
その日の夜。
シュピピピピ! シュピピピピ!
(`・ω・´)ドデスカ?ドデスカ?
ピナちゃんの行うマッサージに新しい技が追加されていた。