1990年代に”料理の鉄人”という、様々なジャンルの料理人(鉄人)が料理対決を行うテレビ番組がフジテレビで放映されていた。
この番組は海外ではIron Chef(アイアンシェフ)というタイトルで放映されていて、料理好きなピナちゃんはYoutubeで同番組を発見してからというもの、独創的な料理やシェフの動きが見れるとあって夢中になっている。
中でも和の鉄人である道場六三郎(みちばろくさぶろう)と森本正治(もりもとまさはる)がお気に入りのようで、二人について時折熱く語ってくる事がある。
昨年、アスラポートダイニングの株主優待で道場六三郎のレトルト雑炊セットを貰ってからは、道場六三郎の料理を食べた気になって満足したのか、現在は「森本さんは顔は怖いケド本当は優しいデス(‘A`)」と会った事もないのに森本シェフの人柄にまで言及してくるほど森本シェフ贔屓になっている。
ピナちゃんが森本シェフの人柄まで把握しているのは、アイアンシェフだけでは飽き足らず森本シェフに密着取材をした番組まで見ているからである(笑)
投資を教えてくれた社長と並んで私が最も感謝し尊敬して第二の父親だと思っている方に、以前森本シェフが総料理長を務めていたNOBUのオーナーシェフである松久さんをアメリカ滞在中に紹介された。
セレブレティ達で賑わう人気レストランMATSUHISAには場違いな、ダウンタウンの問屋で服飾関係の仕事を日本で手広くやっていると嘘をついて、サンプル品として5ドルで購入したジャケットの下に10枚5ドルで購入したTシャツを着ている私に毎週のようにご馳走をしてくれていた。
こんな経緯もあり松久さんに料理を教わったわけでもレストランで働いたわけでもないが、柔軟に考えれば森本シェフとは兄弟弟子なのではないかと思っている(錯乱)
私がダバオ料理の鉄人と呼ばれるのも必然だったのかもしれない。
関連Link:三ツ星シェフの作るフィリピン料理、ダバオ風カレカレ「
森本サンは今ニューヨークにイマス(‘A`)」と、多くの日本人も知らない情報を教えてくれるピナちゃんに、ダバオの鉄人としても良い所をみせようと思い、一人暮らしで鍛えたペペロンチーノを久しぶりに作ってみると味のない焼きそばのようになり、ピナちゃんは美味しいと絶賛し食べてくれたが鉄人としての自信を無くし料理から遠ざかっていた。
しかし先日コメント欄で浜熊家に伝わる”黄身醤油”という秘伝のレシピを教えて頂き、「これは汚名返上のチャンスやで!」と翌日にはまるで自分が考案したかのように黄身醤油をピナちゃんと作ったが、AmazonビデオのSons of Anarchyというアメリカの連続ドラマにドはまりしてしまい更新が遅れてしまったのである(涙)
教えて頂いたレシピによると3日に1個にしないと、コレステロールの取り過ぎで体に異変が起きるようであるが、そんな所も必殺技っぽくて痺れるのである。
北斗の拳の秘孔でいう所の「心霊台」である。
非常に前置きが長くなったが、結論から先に言うと”黄身醤油はとても美味しい”ので、作った事がない方へ向けて黄身醤油の作り方を紹介したいと思います。
黄身醤油の作り方
卵の黄身だけを取り出します。
しかし黄身と白身は殻にセットで入っているので「こんなのどうやって分離させるんだろう」と、卵を前に難しい顔をして考え込んでいると、隣でピナちゃんが半分に割った卵を上手いことヒョイヒョイと移し替えて黄身の分離に成功させたのを見て、私も真似てやってみます。
失敗した(涙)黄身を上手く分離させる事ができず、「アエーイ(‘A`)」とピナちゃんに罵られながらも「ダバオ風だから」と言い訳をして、気を取り直し醤油とミリンを分量通り加えます。
この後でラップをしないといけないのに、皿の表面ギリギリまで卵が迫っていることに気が付きます。
しかし後には引けないので強気でラップをします。
ラップを巻いた時は上手くいったのに、持ち上げる時にプルッと手が震えてラップに醤油が付いてしまいます(涙)この後冷蔵庫で寝かせます。
こうして黄身醤油を完成させた私は翌日仕事から帰宅し、ピナちゃんの苦手な卵かけご飯を克服するべく、茶碗にご飯を準備して、冷蔵庫で熟成させている黄身醤油を取り出した。
卵泥棒がいる(笑)
昨日の夜には確かにあった真ん中の卵が無くなっているのである(驚)
しかし名探偵の顔を持つ私は一瞬で犯人を特定した。
私「ピナちゃん一つ食べたでしょ?」
ピ「・・・(´・ω・`)ゴメンナサイネ」
ピ「でも美味しかったデス(*´Д`*)♪」
でもの使い方を間違えているがピナちゃん好みの味だったようで、卵かけご飯を克服する可能性が高まってきた事を感じていた。
どんぶりに盛られたご飯に黄身醤油を落としネギを加えて食べてみると・・・
フムムムム・・・
フムム・・・
マイウー(*´Д`*)
何という事だろうか、あれほど苦手だった卵かけご飯をパクパクと食べ、前回ブログ記事を更新して3日後には純粋な生卵ではないがピナちゃんは卵かけご飯を克服してしまったのである(驚)
周りのフィリピーナ達に卵かけご飯の美味しさを伝え始める日は近いかもしれない。
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