将来柴犬が飼いたい私は、犬を怖がるピナちゃんの恐怖心を払拭するため、一緒にホームセンターのペットコーナーへ行って特訓をしていたのだが、子犬に対しては全く怖がる様子をみせないので、自分よりも強そうな成犬が怖いのだと分かり、自分よりも弱そうな相手には強気な私と似ているなと思った。
もう少し柴犬を眺めていたい所であるが、公文の時間が迫ってきたのでピナちゃんを校舎まで送り届けたが、少し早く着いてしまい一人で待たせるのも暇そうなので、開校まで車内で一緒に待機することにした。
待っている間にピナちゃんは今日の晩御飯は何が食べたいのか聞いてきたが、その時の私はホームセンターでタコ焼きを食べ過ぎてお腹が一杯だったので特に食べたい物はなく、ピナちゃんに同じセリフを投げ返した。
でも作り方が分かりマセン(´・ω・`)アイッ残念
ダバオの鉄人が作るフィリピン料理!カレカレ
会話の中から豚肉・ピーナッツ・スープという重要キーワードを聞き出した所で、先生が来て公文が開校したのでピナちゃんと別れた。
こうして私は公文で勉学に励んでおられるピナちゃんの為に、カレカレというフィリピン料理を想像だけで作る事にしたのである。
ピナちゃんの帰宅に間に合わせるため、その日はオフィスへは行かず最寄りのスーパーへと足を運び、カレカレで使う食材を先ほどのヒントを頼りにフィーリングで選んでいったが、周りの買い物客やレジの方に見栄を張るため、なるべくオシャレな食材を選ぶよう心がけた。
ダバオ風カレカレの材料
- Zeppinカレー辛口 半分
- 北海道シチュークリーム 半分
- 熊本県産玉ねぎ
- しめじ
- 国産豚コマ切れ(大)
- 国産豚肩ロースブロック
- バターピーナッツ
- チンゲン菜
- 白菜
- パプリカ
- フランスパン
ダバオ風カレカレの作り方
1.油を引いた鍋に適当な大きさに切った野菜や肉を放り込み炒めます。
この時点で鍋が一杯になってしまい、豚のコマ切れ(大)の投入を断念します。
2.豚のコマ切れ(大)を冷蔵庫に入れて帰ってくると、食材がしぼんでスペースが生まれます。
3.ピーナッツを投入します。
4.水を入れて沸騰させます。
5. 弱火にしてカレーとシチューを投入し、何となくワインも入れてみます。
ピナちゃんが帰宅するまで弱火で保温します。
6.待っている間にフランスパンを焼きます。
レンジの使い方が分からないのでフライパンで焼いてみます。
7.焦げ目がついたらフライパンから救出します。
8.完成(・`ω・)b
こうしてダバオ風創作カレカレが完成し、ピナちゃんに食べてもらうと。
フムムム・・・まいうー(*´Д`*)
大絶賛である。
ピナちゃんに続き私もカレカレを口に運んだが、自分の作った料理には甘い判定をするタイプなので、ミシュランの調査員が知ったら訪ねてくるのではないか?と心配になるほど美味しかった。
持って生まれた料理人の才能が恐ろしく思えてくるが、どう考えても味の決め手は食品業界を代表するグリコとバーモンド二社のおかげで、カレーともシチューとも言えないピリリとする中にもクリーミーな口当たりは、食べたことはないが完全にカレカレであった。
食事を食べ終わり本当のカレカレはどんな物なのか画像検索をしてみると!
画像出典:麒麟館
めっちゃ似てるやないの(驚)
フィリピン人や渡比を繰り返すベテランの皆さまでなければ騙せそうな見てくれだけでなく、ピナちゃんはダバオ風の方が美味しいと絶賛しているので、ますます料理人として自信がついてくるのだが、ピナちゃんは私の作った料理は全て美味しいと感じる優しさの塊りのような味覚をしている事を白状しておきたい。
しかしレシピを教えて欲しいと懇願されているので、見た目よりは美味しいのだと思う。
さらにカレカレを作る途中で発見した事がある。
それはチンゲン菜を引ん?くと、とてもキュートだと言うことである。
この愛くるしいフォルムは、野菜でありながら太郎サボテンガーデンへの居住を
許可されるほどであったが、後で植えてあげようと台所に置いていた所、後片付けをしていたピナちゃんに処分されてしまい、野菜界初の快挙とはならなかった(涙)
最後に、今後検索エンジンからカレカレのレシピを探してこのページへたどり着いてしまう事故が発生しそうな気がしますので、前もって謝っておきたいと思います。
ピナちゃんの作った料理を審査員である私が星をつけて採点するシステムをピナ山家では採用している。星の数は1~5まであり美味しければ星の数が多くなり、大よその目安は下記のようになっている。料理の☆評価内訳 星1.もう食[…]
毎度の事だが既に母の日から9日経過してしまい完全に投稿時期を間違えているのだが、鋼の心を持っているので気にせず本日は母の日の話をしたいと思う。ピナちゃんが日本で母親と考えている人物は三人いる。私の母と祖母、それから公文の先生である。[…]