毎度の事だが既に母の日から9日経過してしまい完全に投稿時期を間違えているのだが、鋼の心を持っているので気にせず本日は母の日の話をしたいと思う。
ピナちゃんが日本で母親と考えている人物は三人いる。私の母と祖母、それから公文の先生である。
母と祖母だけではなく他人である公文の先生が母親認定されているのは、最近このブログを読み始めた方は不思議に思うかもしれないが、先生には勉強や日本文化を教えてもらっているだけではなく、料理や裁縫を教えて頂いたり日本での生活を色々と気にかけてくれて、とても良くしてもらっているのである。
ピナちゃんはこの三人に、最近作り方を覚えたシュークリームをプレゼントしたいと考えていた。
母の日の数日前から連日試作のシュークリームを作っては、昭和最後のパティシエと呼ばれている私が試食しアドバイスを行う事でシュークリームの完成度を高めた。
ただカスタードクリームが好きな私は、どんな仕上がりでも美味しく食べる事ができるので、何を改善して良いのか分からなかったのだが執拗にアドバイスを求められるので、通ぶって「白い粉でもかけてみる?」とか「はみ出すくらいカスタード入れた方がお店っぽいよ」と、それっぽい事を言っていたが、見た目の事しか助言していないのであまり役には立てていない。
母の日当日、早朝からシュークリームを作るピナちゃんを尻目に昼前に起床した私はカーネーションを買いに行き、それだけでは何だか物足りなかったので、ダイソーで丁度振り回すのにしっくりくるサイズの孫の手を見つけたので3つ購入し、家へ戻るとそこにはお店に陳列されていても違和感の無い、美味しそうなシュークリームが並んでいた。
私「すごく美味しそう!!買ってきたみたい!!」
ピ「違いマスヨ、作ったデスヨ(´・ω・`)ホントデス」
私「いや、ゴメン・・褒めてるんだよ(´д`;)」
今回作ったシュークリーム。天才かもしれない。
【袋詰めするピナちゃん。こうして見ると手がムッチリしていて可愛い。】
【母の日ラッピング完成!】
「好きこそ物の上手なれ」ということわざの通り、作るたび格段に上手くなっているのである。
関連Link:フィリピーナからの可愛いメール
唯一の失敗は梱包した袋がタイトすぎて、少しでも持ち方を間違うと粉が袋に付くという点だけである。
配達する間ピナちゃんは粉が袋に付かないように大事そうに持っているので、運転する私まで異様な緊張感を持って運転するはめになった。
心のこもったシュークリームを受け取った三人の母親は喜んでくれて、それを見たピナちゃんは照れ臭そうにしていた。
ちなみに孫の手を受け取った母と祖母は微妙な顔をしていたが、先生だけは嬉しそうにしてくれていたので、改めて先生の人としての大きさを実感したのである。
フィリピーナはメールや電話が好きである。マニラ滞在中にピナちゃんと出会い付き合い始めた当時、ピナちゃんは電話を持っていなかったので友人に電話を借りて私に連絡をしてきていた。愛を伝えるメッセージも送ってきていたので、私もそれに[…]