以前、ピナちゃんとフィリピン料理屋で食事をしていた時の話だ。
フィリピンパブで働くフィリピーナと客がターゲットだと推測される店は、遅めの時間だったが店内で食事をしているのは私達だけだった。
大皿に作ってある料理を自らが取るスタイルのレストランの為、ピナちゃんがせっせと私に料理を運んでくれる。
ビールを飲みながらピナちゃんと他愛も無い話をしていると、ポツリポツリとフィリピーナと客のアフターと思われるペアが来店してきた。
客も増えてきたし料理も食べ終えたので、私達が会計をしようと思ったその刹那!
「コラ!!○○!!ブッ殺スヨ!!」
怒鳴り声のした方を振り向くと、鬼の形相をした一人のフィリピーナが店に入ってきた。
フィリピーナはツカツカと一組のカップルの方へ歩み寄ると!!
バシッ!
男を引っぱたいた(驚)
二人に向かってタガログ語で何か怒鳴っているので、驚いて固まっているピナちゃんに聞いてみると、後から入ってきたフィリピン女性Aは日本人男性の妻で、フィリピンパブで働くフィリピーナBと浮気をしている事を知り怒っているらしい。
なんて面白い場面に遭遇したんだ!と会計をするのをやめて、再び席に着き見ていると日本人男性がボコボコにされている(驚)
フィリピーナは中々腰の入ったパンチを打つ。
天性のバネがそうさせるのだろう。
一通り殴った後で、怒りの矛先は浮気相手のフィリピーナBへと向かった。
タガログ語で怒鳴り散らしているが、浮気相手のピーナBは顔色一つ変えずツンとしている。
フィリピン人女性は肝が据わっているなと思ったが、横を見ると……
ピ「クワイ クワイ シュッパツ シマショ(´;ω;`)(訳:怖いです店を出ましょう)」と、ビクビクしているフィリピーナがいたので、フィリピン人も色々いるな。と考えを改めた。
怒鳴っても顔色一つ変えない浮気ピーナBに妻ピーナAがビンタをした。
次の瞬間浮気ピーナBも反撃に出る。
なんと頭突き!
それも少し身をかがめて反動を利用しての、素人では咄嗟に出す事のできないであろう、場数をこなしてきた事が一目で分かる流れるようなフォームである。
先ほどまで平和だった店内は気が付けばキャットファイトの会場となっていた。
妻ピーナも腰の入った良いパンチを打つようだが、浮気ピーナは若いが頭突きからも歴戦の兵だという事が伺える。
このまま戦えば体力のピークを過ぎ、技術で劣る妻ピーナに勝ち目はないであろう。
だがこれは試合ではない。
女と女のプライドを賭けた喧嘩である。
長い格闘家経験に裏打ちされた私の予想ははずれた。
妻ピーナがシニガン料理の蓋(ガラス製)を取って、浮気ピーナに振り下ろした。
とっさに腕で防いではいたが、これは不味いと日本人の旦那と店内にいた私達男性陣が引き離しにかかる。
それでも振りほどこうと暴れる妻ピーナと浮気ピーナ。
何とか引き離しに成功するも、今度は店のママ(フィリピン人)が店を汚され、妻ピーナと浮気ピーナの胸に張り手をくらわしながら怒り始めた。
何なの?この気性の荒さ?
浮気ピーナが逃げるように店から逃げた所でその場はひとまず収まったが、妻ピーナと旦那はその後どうなったのかは定かではない。
嵐の去った店内で会計を済ませて、ピナちゃんと家へ帰る道中……
太郎も気を付けてクダサイ!アコも怒ったらクワイデスヨ(‘A`)
さっきまで固まっていたピナちゃんが何か言っていた(笑)
フィリピーナは自分の恋人が取られそうになると、後先考えずに行動するので浮気するには本当に覚悟が必要だ。
フィリピーナとお付き合いをされていて軽い気持ちで浮気をしたりすると、とんでもない結果になることもある。
チ○コを切られた事件が有名だが、何となく納得できた気がした。クワイ。
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