チンタラ記事を書いていたら日付が変わってしまったが、一悶着あったけれど無事に?区分マンションの決済を終えて、晴れてピリピーナ不動産投資家が誕生したのである。
売主が遠方に住んでいる事もあって郵送でやりとりをしても良かったのだけど、対面で決済を行いたいとのことだったので融資を受けるわけではないが、それっぽい雰囲気を出せばピナちゃんの思い出に残るだろうと思い、メインバンクに決済用の部屋を用意してもらって売主に足を運んでもらった。
決済当日の朝
ピナちゃんは自分で行う初の決済という事もあり朝から緊張気味で、銀行へ行くのは昼前なのに早朝からソワソワしていた。
気持ちを落ち着かせるためか私にまとわりつき、体の匂いを嗅いでくるので安眠できないのである。それでも何とか目を閉じて眠ろうとしたが、何を思ったのか無防備なリトルボーイをグイーグイーと引っ張っりはじめてしまい、これ以上皮が伸びては大変なので渋々起きることになった(涙)
用意してくれた朝食を食べながら、何をそんなに緊張しているのか聞いてみると、何かミスをしたらどうしようかと心配していたので、不動産屋が全て教えてくれるので何も心配することはないと伝えると、「本当カイ(’A`|||)?」とまだ不安は拭いきれないようだった。
ピナちゃんはこれまで何度か決済に付いてきた事があり、判をついて金を払うだけで、後は不動産屋と司法書士が全てやってくれる事を知っているのだけど、小心者過ぎて過剰に心配してしまうのだろう。
気持ちを落ち着かせるため「ちょっと散歩でもしてリラックスするかい?」と聞いてみたが、「ダイジョブ練習シマス(`・ω・´)」と決済に向けてひたすらチラシに印鑑をついていたため、((その練習いる?))と心では思いながらも「これはもうプロレベルだよ!!」と褒めちぎっておいた。
そんな事をしているうちに約束の時間は近づき、支払い済みの手付金を引いた購入代金・司法書士手数料・不動産屋手数料を分けた封筒を「落とさないようにね」とピナちゃんに手渡すと、「太郎が持ってクダサイ(((( ;゚д゚)))」と初めて見る200万円近い現金に不安が高まっているようだったが、「これも経験だから」と突っぱねた。
せっかくなので「札束で引っぱたいてみるかい?」とM心を剥き出しで聞いてみたが、ピナちゃんはそれ所ではないようで、かばんの底へ封筒を隠してカムフラージュのためか、上から必要のないタオルや本を入れていた(笑)
銀行まで安全のためにタクシーを使ったほうが良いのではないかと言っていたが、銀行までは乗られたタクシーの運転手も困惑する徒歩数分の距離である。
「大丈夫だから」と説得して歩いて行くことにしたが、銀行までの道中ピナちゃんは現金の入ったカバンを胸にガッチリと抱え、キョロキョロと周囲を警戒している様子であるため、かえって尋常ではない怪しさを醸し出していた(汗)
傍から見ればゴリラのようなおっさんが身代わりのピリピン人を雇い、気持ちの良くなるお薬を運ばせている、そんな光景である。
やましい事は何もしていないけれど、警察に出会わないように祈りながら銀行へ向かった。
初めての決済が始まる
銀行では待合席で馴染みの不動産屋が待っていてくれて、私達を見つけると「ピナちゃん今日はよろしくお願いします」といつもとは違う丁寧な言葉で話しかけてくれたが、大した手数料でもないのに仲介を引き受けてくれて、こちらこそよろしくお願いしますと言う気持ちである。
部屋へ通され少し待っていると、司法書士や売主の女性と息子もやってきて決済は始まった。
軽くあいさつを交わした後で、こなれた手つきの不動産屋と司法書士により決済は進んでいったが、私は気になることがあった。
緊張して判を押す手がプルプル震えているピナちゃんも気になるのだけれど、それ以上に売主の息子が母親に対して、命令口調に加えてお前呼ばわりするのが引っ掛かるのである。
息子と言っても歳の頃は20代後半くらいの立派な大人で、反抗期と呼ぶには遅すぎるのではなかろうか。
着々と進む決済を尻目に、このクソガキを叱り飛ばしてやりたいとむかっ腹を立てていたが、それぞれのご家庭の事情もあるのだろうし、何よりピナちゃんの門出の日に余計な事をして水を差すのも気が引けるのである。
最悪の場合は決済が中断となり、そうなるとピナちゃんに合わせる顔がない。
そんな事を心の中で葛藤していたが、結局ピナちゃんの決済を滞りなく終わらせることを優先する大人の選択をしたのである。
そして全ての決済工程を無事に終えて鍵を受け取ったのを確認し、やっぱり腹が立つので「さっきからお前の口のきき方は何だ」と、手のひらをクルリと返して叱り飛ばすと行員が飛んできた。
何だかんだあって本心なのかは分からないが、今後は気を付けますと反省した様子だったので、しっかりしろよと息子の尻をパチンと叩いて銀行を後にした。
一緒に付いてきた不動産屋に「相手がどんな人か分からないのに何であんな事を言うんだよ」と怒られたが、「怖そうな相手だったら言うわけねーだろ!」と恥ずかしげもなく反論しておいたのである。
ピナちゃんには「せっかくの席でごめんね。俺は言いたくなかったけど隣で司法書士が注意しろって小声で煩く言ってきたから」と、司法書士に全ての罪をなすりつけたが、「もっと優しくお話しないと駄目デス(`・ω・´)」と注意された。
そして隣ではシレっと司法書士に罪をなすりつけた私を、不動産屋が軽蔑した目で見ていたのである。
家へ戻るとピナちゃんは緊張感から解放され実感が湧いてきたのか、いつになくハイテンションになってしまい、「オオーイ(*´Д`*)」と言いながら尻をプリプリと振り意味もなく押し付けてきて、珈琲を飲んだり本を読むのを邪魔してきた(涙)
夜になると最近ピナ山家で大ブームを巻き起こしている、ソムリエプレイ(レストランのソムリエと客になりきってワインのウンチクを説明するプレイ)を堪能し、ワインを少し飲んだのでピナちゃんはいつものようにコロリと眠ってしまい、私はこうしてブログを書いている。
明日は購入したマンションを見に行ってリフォームプランを詰めるらしいので、ピリピン人投資家の手により物件がこれからどう変わっていくのか楽しみである。
酒の飲み過ぎで目がショボショボするので、コメントへは明日返信をいたします。
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