ボロボロの中古マンションを購入した妻

 

少し前に保険屋が火災保険の更新のためオフィスを訪ねてきた。

この保険屋は「こんな物でも保険を適用しちゃうの?」と何度も驚かされた優秀な方で、過去に税理士から紹介された保険屋に酷い目に合わされた私は、この保険屋の男性に全幅の信頼を置いていて、火災保険から節税用の保険まで、法人・個人共に全てをお任せしている。
オフィスへ来る時にはピナちゃんへ饅頭を持ってきてくれるので、すっかりピナちゃんも懐いてしまい、通常の来客であれば珈琲を運んでくれるだけなのだが、この保険屋が来た時には食事のサービスも提供される(笑)

 

保険の更新はザックリと説明を聞き印鑑をつくだけなので滞りなく進んだ。

 

用事も済んだし帰ろうかというタイミングで、今回もピナちゃんが「食ビテクダサイ(・∀・)」とカツカレーを持ってきてしまい、3人で食事をすることになった。
しかし、このカツカレーがわらしべピーナ計画を大きく前進させることになる。

 

カレーを食べながら世間話をしていると、思い出したように保険屋の男性が「太郎さん区分マンション買い進めるの?」と聞いてきたので、「俺はもう区分は買わないけど、ピナちゃんが探してるよ」
と、ピナちゃんが不動産投資を始めようとしている事を説明した。

 

保険屋は「この近くに面白そうな物件がある」と言い、興味があるなら内覧しないかと誘ってきた。
保険屋はその物件の管理組合が加入する保険を担当していて、そのマンションの中に管理費を100万円近く滞納し続けて、管理会社が頭を悩ませている空き部屋があって、最近持ち主が亡くなり相続が発生したことで、相続人がマンションを売りたいと言っているようだった。

 

古いマンションを相続した場合、不動産投資に興味がないと、毎月の管理費や修繕費でマイナスになるお荷物になってしまうため、早く売却しようと低価格で買えることが多い。

 

それに加えて売主は県外に住んでいて、土地勘や相場観、地域の不動産屋との繋がりもなく、いくらでも良いので売りたいようだった。
場所も家から自転車で行ける距離だし、駅からも近い。

 

これは良さそうだなとピナちゃんを見ると「お部屋が見たいデス(・∀・)」というので、売主に許可をもらい管理会社から鍵を与かり、馴染みの不動産屋と一緒にピナちゃんは物件の内覧へ行ってきた。
予想はしていたけれど、古い部屋だし入居者もしばらくいなかったようなので

部屋が汚い(涙)

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白い壁は茶色くなり、フローリングはささくれ、室内の壁にクラック(ひび割れ)も確認できる。

さらに保険屋から別のフロアには、ヤ〇ザのフロント企業が所有する部屋がある事も聞かされていて、企業名を聞くと何度か競売で入札を阻止された会社だったので「あいつらヤ〇ザだったのか…」と、話しかけたりしなくて良かったとチビリかけた(滝汗)

 

中々問題のありそうな物件だったが、ピナちゃんは「イケル(‘A`)!!」と気に入ってしまった(涙)

本気かい?

もう少し小綺麗な部屋が良いのではないかと助言したけれど、興奮気味に写真を見せながら「いくらで買えばダイジョブデスカ(´・ω・`)?」と買う気になっていたので、「滞納金を肩代わりするからちょうだいって言ってみなよ」と言うと、「ソリだと売ってくれマセン(´・ω・`)」と弱気なのである。

駄目なら次の物件が出てくるのを待てばいいじゃないかと思うのだけど、ピナちゃんは早く始めたいようなので、きりの良い100万円+滞納金で話を持っていってもらった。
それでも心配そうなピナちゃんだったが、築古マンション、汚部屋、相続、売主県外、管理費滞納、精神的瑕疵という、安くなる条件が揃い過ぎているエリートボロ物件だし、売主が早く手放したいのもビシビシ伝わってきていたため、滞納金の負担だけでも五分五分で買えそうな気がする。
連休をはさんでしまったので中々返事がなかったが、ついに先週の火曜日に連絡がきたのである。

 

結果は…

 

買い付け成功!

 

買い付けが通ったことを聞いたピナちゃんは「アーイ(゚Д゚≡゚д゚)!?」と慌てふためきながらも、撮ってきた部屋の写真を見ながら、床や壁はどうしようかと思案中である。
個人売買だと何かと問題が出てきてはいけないので、売主の負担なしで馴染みの不動産屋が仲介に入ってくれて、来週の決済日をピナちゃんは緊張気味に待ちながら毎日印鑑を押す練習をしている(笑)