妻に大人の絵本(意味深)をプレゼントした

来日当初ピナちゃんは日本語を学習するために、よく桃太郎や金太郎などの絵本を読んでいた。

 

絵本は文字だけの教材よりも絵のお陰で状景をイメージしやすく、日本語で書かれた物語を理解するのに重宝し、日本での生活に慣れてきた現在でも、ピナちゃんは料理本と絵本を好んで読んでいる。

 

昨夜、私はピナちゃんに発売されたばかりの絵本をプレゼントした。

今回選んだ絵本はこれまでの子供向けの物とは少し毛色が異なり、大人も楽しめる大人の絵本である。

頭に大人と付けるだけで途端にいかがわしい雰囲気になるが、官能的な物語なわけではなくて、帯に書かれた推薦者の「この物語は僕に愛を教えてくれた」の言葉にあるように、愛がテーマの出会いと別れが描かれていて、読み終わった後に色々な意味で考えさせられる内容となっている。

ピナちゃんは「ありがとポ.。゚+.(・∀・)゚+.゚」とタブレットを受け取り、ソファに腰かけて読み始めたと思ったら、「漢字が読めません(´・ω・`)」と言ってきた。

絵本を確認すると対象年齢が高いためか、親が子供に読み聞かせを行う前提なのか、ピナちゃんの習っていない難しい漢字を使用しているのにフリガナの無い絵本だった(涙)

 

「一緒に読んでクダサイ(・∀・)」とお願いされ、隣に座ってピナちゃんの分からない漢字や表現方法が出てくる度に説明しながら絵本を読み進めた。

しかし1ページを読むだけでも、かなりの時間がかかる。

文章部分は大半の漢字や表現も理解しているピナちゃんは、サラリと読み理解もするのだけれど、細かい絵にも作者の意図を汲取ろうとするのか注目する。

例えば露店に並べられたフルーツがあると、この店の店員はこのフルーツをなぜ選んだのだろうか?今後このフルーツがストーリーに大きく関わるのではないかと、伏線を見逃すまいと色々と思いを巡らせるのだが、おそらく作者もそんな所までは気にしていないはずである。

しかし考え方によっては数分で読める絵本を30分くらいかけて堪能できる、コストパフォーマンスに優れたピリピン人だと言える。

時間をかけて絵本を読み終えたピナちゃんは、そこからも長い。

シーズンの分かれた続き物であったため、今後の展望に「こうであってほしい」とか「こうすれば良かったのではないか」と、物語について熱く語りはじめる。

そしてピナちゃんの熱のこもった感想を聞き終えた後で、絵本の評価を聞いてみた。

私「この絵本は面白かった?」

 

ピ「漢字が難しいけど面白いデス(*´Д`*)」

 

私「面白かったのかい?」

 

ピ「ハイ!」

 

私「続きが出たら買ってくるよ!」

 

ピ「オォーイ(*´Д`*)」

 

どんな反応をするのか期待と不安があったけれど、気に入ってくれて何よりである。

さすがやで、キン〇マ太郎!

pina234

お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが…

 

アマゾンのKDPを利用して電子書籍の絵本を出しましたヽ(ω` )ノ

 

KDPとは

Amazon の Kindle ダイレクト・パブリッシング (KDP) は、ブログ、投稿小説、ケータイ小説や、自費出版で販売している小説、漫画、写真集、子供向け絵本など、さまざまなコンテンツを無料で電子出版できるサービスです。

 

数年前に作ってはみたものの、主人公がキン〇マなのでアマゾンのアカウント削除を恐れ放置していましたが、先日ピナちゃんが”おしり探偵”という絵本を購入してきたのを見て、尻がOKならキン〇マもいけるんじゃないの?と思い、出版申請をしてみると無事に審査を通過しました(笑)

お手持ちのスマホやタブレット、パソコンのKindleアプリ?で読む事ができます。

 

誤算は姑息にも架空の推薦人ペッチョを用意して、恋人と乳繰り合う愛の物語だと勘違いさせて読んでもらおうと、帯に自作自演の紹介文を書いてみたが…

“なか見!検索”サービスにより、数ページほど立ち読みをする事が可能となった事で、いきなり縛られた裸のおっさんが目に飛び込む事態となり、私の目論見は早々に失敗してしまった(涙)

 

そして少々品の無い内容の絵本なのに、登録カテゴリが児童書(涙)

 

おのれ…アマゾン…
このままでは”なか見!検索”のせいで、読者がピナちゃんだけ!という悲しい結果になりそうなので、もしお時間がございましたら、温かい目で読んでみてください。

 

もし、お子様がおられましたら読み聞かせをしてあげてください(懇願)

そして素敵なレビューなどを書いて頂けましたら「ウーッ(‘A`)」と、変な意味ではない恍惚の表情を浮かべ天にも昇る気持ちでございます。

 

でもお高いんでしょう?
お任せください!

 

企画から執筆まで一貫して行うSPA方式を採用しているため、

 

何とお値段は無料(2/21~2/25まで)

 

Amazonの読み放題サービス”Kindle Unlimited”をご利用であれば、ずっと無料です(・`ω・)b

Link:金玉太郎の冒険 シーズン1: 忘れ物 (絵本)外部リンク

Link:Amazon読み放題サービスKindle Unlimited外部リンク

 

自分で本を出版できるKDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)を知った時は、日本で暮らすフィリピン人に絵本を通して、日本でのルールを理解してもらえるのではないかと閃いた。

 

フィリピン人女性のピナちゃんと結婚したこともあって、日本で生活するフィリピン人と関りを持つ機会も増えて感じたのは、日本人や日本社会の文化や考え方、ルールを理解できていないため、時間を守らなかったり素直に謝れなかったりして、日常生活で疎まれるフィリピン人が多いということ。

来日した多くのフィリピン人は全く日本語が読めないか平仮名が読める程度なので(太郎調べ)、日本での生活で知っておくべき考え方を物語にして、フリガナ付きの絵本で紹介できればなーと。

日本人の考え方を知るだけではなくて、日本語を勉強するきっかけにでもなれば、料理本なんかも読めるようになって、そのご家庭に和食が登場するようになれば、一石二鳥どころか一石三鳥やないの!と考えたのである。

 

練習もかねて描いたイラストが、思いのほか良い感じのキン〇マだったので、当初の目的とは異なる絵本になってしまったが、いつかは描きたい。

 

今回KDPで絵本を出版して思ったのは、「簡単に本が作れるやないか!」という事だった。

 

このサービスを利用して他に何ができるか考えると、色々とできそうなのである。
出版社から声のかからない私のような人間が、自力で絵本を出版しようと思うと百万単位のお金が必要だけど、KDPであれば無料で簡単にリスクも無く作る事ができるので、何の需要も無さそうな道端の石ころを集めた写真集だって気軽に出せる。

 

  • ピナちゃんのレシピ本
  • 友人の子供へのプレゼントに友人がヒーローになり登場する絵本
  • 家賃収入何千万とかではなくて、失敗しないやり方を紹介する不動産投資の本
  • リフォームのHow to本
  • 日本中の饅頭を集めた本
少し考えただけで色々と面白そうなことが浮かんでくるので、新しい趣味が増えて嬉しいのである。

 

ただしKDPだけで生活できるのか?と言われれば、著名な作家や突出した能力でもない限り、生活費を賄えるほど売れることはないと思うので、会社をやめてKDPだけで生活をすることは難しいけれど、あくまでも本を出版して生活に新しい色をつけるような使い方をすると、毎日がより面白くなるのではないかと思う。

 

ブログを読んで頂いている皆様におかれましても、もし何か閃きましたらKDPを利用して本を出版してみると楽しいですよ!

 

私はKindle Unlimitedに加入しておりますので、教えて頂ければバンバン読みますよ(・`ω・)b

アエイ

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