祖父は何度も「これは鹿児島県産のイモだ」とドヤ顔でアピールしていたが、どこで収穫しても一緒だろうと思っていたけれど、口に運ぶと驚くほど甘いのである。
ピナちゃんも焼き芋をほおばり「おじいちゃん甘いデス!!美味しいデス(*´Д`*)」と褒めちぎるものだから、気を良くした祖父はここぞとばかりに焼き芋の量産体制へと入った(汗)
昼食もしっかり食べ、ぜんざいを食べる前にも祖母から柿とパンをたらふく食べさせられた私達は、ストーブの上で大量生産される焼き芋を食べきれないと判断し、「じいちゃん、もうお腹が一杯だから!」と焼き芋工場の稼働を止めてもらった。
祖父は「も、もういいのか?」とションボリしていたが、祖母から「じいちゃんは二人が来た時に食べるって焼き芋を食べるの我慢してたよ」とカミングアウトされてしまい、「そういう事は言うな!」と年甲斐もなく恥じらっているのである(笑)
祖父母の昼寝の時間となったので私達は片づけが終わると祖父母の家を後にし、隣を見るとピナちゃんも満腹になったのか公務のお昼寝をされたい様子であったため自宅へ送り届け、暇を持て余した私は左官屋の友人がヤフオクで重機を買ったと言っていたのでケチをつけに行くことにした。
友人の会社に入り浸っていると、お昼寝から目覚めたピナちゃんから電話があり、「今日の晩御飯は何でしょう(‘A`)?」とピナちゃんの匙加減一つで答えの変わるクイズを出され、「ヒントをちょうだい!」と懇願した所メッセージが送られてきた。
昨年の事だがマイホームを購入する為に初めて個人でローンを組んだ。法人での借り入れも一時は10億円に迫る勢いだったが、ピナちゃんと結婚をした事で人生設計を見直し、資産の組み換えを行い現在は半分近くまで借り入れを減らしている。一[…]
ピナちゃんは昨日、脱毛クリニックで仲良くなったトモちゃんと夕食を食べにでかけていたので、私は夕食を一人で食べる事にした。私のために夕食を作り置きしておくと言っていたが、たまに遊びに行く日くらいは家事を忘れて羽を伸ばしてはどうかと伝え[…]
風呂上りにリビングのソファでピナちゃんの公文の宿題の採点をしていると、少し離れたダイニングテーブルに置いていたiPhoneから短いメールの着信音が聞こえた。キッチンではピナちゃんが風呂上りの珈琲を準備していたので、電話を取っ[…]