先週は私達夫婦の結婚三周年記念日だった。
初めての結婚記念日はピナちゃんに部屋とドレッサーをサプライズプレゼントしようと考えてみたものの、どんな物を選んでよいのか分からず、読者の皆さまに相談して色々と教えてもらいながらサプライズを成功させたのは、忘れられない思い出となっている。
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しかし毎年のようにサプライズイベントを企画すると、「そのうちネタが尽きるのではないか?」という心配もあり、大がかりなサプライズは5年に1度のペースにする事にしたのである。
今回の結婚記念日は何をするかピナちゃんと一緒に計画をたて、ピナちゃんが来日して初めて一緒に外食をした思い出のレストランへ行くことになった。
このレストランは少し高めのイタリアンレストランで、「来日したてのピナちゃんに色々と体験してもらいたい」という思いが空回りして、まだテーブルマナーやレストランに慣れていないピナちゃんが恥ずかしい思いをしてしまった、良い思い出だけではなく苦い思い出もあるレストランである。
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当日の朝、たまにはいつもと違う感じの花をプレゼントしようと、日比谷花壇という花屋さんで当日の午前中に自宅へ届くように注文していた花をこっそりと受け取るため、「ちょっとコンビニへ煙草を買いにいってくる」と?をつき、マンションのエントランスで宅配ドライバーを待ち伏せしていた。
お届け時間の指定は午前中着にしたものの9時から12時と幅があり、配達が12時前だったらどうしようかと気がかりであったが、宅配ドライバーは9時30分に持ってきてくれるファインプレーを見せ心配は杞憂に終わった。
輸送中に形が崩れないようにとの配慮からか思いのほか大きめの箱に入っていたので、室内を移動中にピナちゃんに見つかる事を危惧して、玄関の前で段ボールを開封した。
今回注文した花束は、花を包む紙が花の形をしている洒落た作りになっている。
箱から花束とメッセージカードを取り出しこそこそと室内へ入り、ピナちゃんのドレッサーの上に花束をセットし、リビングで洗濯物を畳んでいるピナちゃんに「そろそろ出かけよう」と声をかけた。
小洒落たレストランへ行くので化粧をするためピナちゃんがドレッシングルームへ入るのを見届けて、喜ぶ姿を見ようとこっそりと後をつけて部屋を覗くと、メッセージカードを見たピナちゃんはシクシクと泣いていた。
考えていた反応と違ったが「ハッピーアニバーサリー」と遠慮がちに声を掛けた所、私が部屋を覗いている事に気が付き、「アリガトポー・゚・(ノД`;)・゚・」と飛びかかってきて何故か鼻をかじろうとしてくるのである(驚)
日頃はiPhoneのメッセージ機能を利用して文字のやりとりをしているが、手紙やメッセージカードで気持ちを伝える事をしばらくしていなかったので嬉しかったようだ。
ひとしきりまとわりつかれながらお礼を言われ、気が済んだのかピナちゃんは化粧を始めたので、私も普段はしない腕時計をしてみたり精一杯のお洒落をして待っていた。化粧を終えて余所行きの服に着替えたピナちゃんは一段と美しく天使のようである。
車に乗り込み車内でレストランの場所を覚えているか尋ねると、場所はおろか店内も初めての体験にパニックになっていて覚えていないようであったが、ハンガーが木製だったのは覚えていた(不思議)
レストランへ到着すると予約をしていた窓側のテーブルへ案内してもらった。
ここは3年前に食事をしたテーブルと同じ席である。
メニューを眺め食事を選ぶピナちゃんを見ているとメニュー表を読めなかった頃を思い出し、たった3年の間に色々な食事を知り日本語も理解できるようになり、レストランでもふるまいも板についてきて、慣れない日本でよく頑張ったものだと込み上げてくるものがあった。
ピナちゃんの10年後、20年後の成長が楽しみである。
私は日頃から労わり尽くしてくれる妻に感謝の気持ちを込めて、結婚一周年記念日にサプライズプレゼントをする計画を立てていた。関連Link: もうすぐ結婚記念日なので妻を喜ばせたい。このサプライズ企画は、ピナちゃんが公文へ[…]