先日の記事に書いた脱毛クリニックへピナちゃんと行ってきた。
関連記事:ワキが黒くなる事に悩んでいた妻
予約時に「当日はワキ毛を処理してきてください」と言われていたので、昼過ぎから予約を取ってある脱毛に備えて朝からピナちゃんは入念にワキ毛を処理していた。
コメント欄で脱毛は病院でするべきだと教えていただき、偶然にも予約をしていたのは病院だったので、ある程度リスクは回避できるのではないかと安心する気持ちもあったが、私の中で脱毛やエステというのは当たりはずれがあり、変な所へ行ってしまうと高額なローン契約をさせられてしまうイメージがあるので若干心配なのである。
脇の処理を終えて風呂から出てきて「これで大丈夫かい(‘A`)?」と言った表情で、ツルツルになった脇を見せつけてくるピナちゃん。
心配性な私は悪徳脱毛クリニックの罠にかからないよう、口頭で説明されても読めない漢字のある書類へサインはしない事と、途中で異変に気が付いたら我慢せず私の待っている所へ来るよう話をした。
ピナちゃんは「ハイ(*´Д`*)」 と元気良く返事はしていたが、脱毛に浮かれているのか喜びのダンスが始まり、本当に話を聞いていたのか不安であった。
予約まではまだまだ時間がありピナちゃんは公文の宿題をはじめて私は暇になってしまい、何をして過ごそうかと考えたが、話の流れで「ご主人も脱毛はいかがですか?夫婦割引がありますよ?」となるかもしれないので、念のためにバルコニーでキン○マを日光浴する事にしたのである。
バルコニーの椅子を並べて簡易ベッドを作成し、珈琲と豆と煙草を持ってきて着々と日光浴の準備を進めていると祖母から着信があった。
話を聞くと、祖母の通う散髪屋の担当がとても良くしてくれるので、ケーキを買ってあげたいからケーキ屋へ連れていってくれないか?と言う事だった。
今からキン○マを日光浴させるから日を改めてほしいと言えるはずもなく、昼過ぎからピナちゃんの脱毛に付いていくので余り時間はない事を伝え、日光浴を切り上げて祖母の家へ行く事になったが、祖母からの電話に聞き耳を立てていたピナちゃんは、すでに宿題をやめて一緒に祖母の家へ行こうと身支度を始めている(汗)
ピナちゃんと祖母が会うと確実に脱毛クリニックの予約に間に合わなくなると危惧した私は、「すぐに帰ってくるから」とピナちゃんを説得し一人で行ってきた。
祖母の用事を済ませて家へ戻ると脱毛の予約時間が迫ってきたので、意気込むピナちゃんを連れてクリニックへと行ったのだが、病院とは思えない小洒落た内装で雰囲気がいいのである。
受付でピナちゃんが「コンニチハ、予約していたピナ山デス(´∀`)」と伝えている間、私は待合席に座り待っていると、心配そうな顔をしてピナちゃんが戻ってきた。
私「どうしたの?」
ピ「太郎がポギだから、みんな見てマス(´・ω・`)」訳:太郎が男前だから周りの女性が見惚れています。
私「そんなわけないでしょ(笑)」
そう言いながら、いつものピナちゃんのヤキモチだと思い周りを見ていると、確かにチラチラと数名の女性がこちらを見ているのである。
この病院は脱毛だけではなくシワをとったりもしている所なので、このような病院に来ている女性は美意識が高い。
本質を見抜く女性たちは私の内面から滲み出るイケメン具合を敏感に感じ取っているのかもしれない(確信)
イケメンを気取って「脱毛ですか?」と爽やかに話しかけたい所であるが、ピナちゃんに怒られるので大人しく待っていると、小走りで女性スタッフが私の元へ駆け寄ってきた。
((どうしたんだい?お嬢さんも惚れてしまったのかい?))
ス「ピナ山さんの旦那様ですか?」
私「はい、そうです。」
ス「大変申し訳ありません。ここは女性専用なんです。」
((( ;゚д゚))!?
チラチラと周囲の女性が見ていたのは男前具合に見惚れていたわけではなく、何で男がいるのだろう?という視線だった事を理解して、米つきバッタのように頭を下げて謝りながら待合から出たのである(涙)
勘違いしたまま「キン○マの脱毛はできますか?」とか「キン○マのシワも伸ばせますか?」等と聞いていれば出禁になったり、最悪の場合は臭い飯を食べるはめになったかもしれない。
間違えて女性専用車両に乗り込んだような恥ずかしさに襲われ、頬を赤らめながら外へ出ると女性スタッフも一緒に付いてきてくれて、外のベンチで一度では脱毛は完了しない事や脱毛後は湯船での入浴はできない事など説明をしてくれた。
スタッフの女性はピナちゃんの外見からか英語のできるスタッフがいない事を心配していたが、難しい日本語はできないが日常会話なら問題ない事を伝えると安心したようであったが、その反面ピナちゃんは私が待合で待機できない事を知りとても不安そうな顔になっていた。
しかしスタッフの方が「大丈夫ですよ(´∀`)」と優しく話しかけると、その表情から優しい女性だと認識したのか「イケル(‘A`)!!」といった顔に変わり「終わったら電話シマス(*´Д`*)」と言い残し女性に連れられ院内に戻っていったのである。
置き去りにされた私は近くの喫茶店で時間を潰し、珈琲を3杯飲んだ所でピナちゃんから電話があったので、先ほど説明を受けた院外のベンチで待っていると、先ほどの女性とは違うスタッフの方がピナちゃんにまとわりつかれながら歩いてきた。
私「どうだった?」
ピ「トモちゃん優しいデス(´∀`*)」※女性スタッフの事。
私「良かったね!何も問題はなかった?」
ピ「チョト痛いですケド、ダイジョブデス(・`ω・)b」
私「どうもお世話になりました。ご迷惑はおかけしませんでしたか?」
ト「はい大丈夫でしたよ。色々なお話しができて楽しかったです(´∀`*)ネー」
ピナちゃんは脇の施術をしてくれたトモちゃんと打ち解けたようで楽しそうであった。
今後のワキ脱毛は家に帰ってからピナちゃんと相談して決めようと思っていたが、この楽しそうな表情を見れば問題が無かった事は分かったので、その場で数回のコースを申し込み、月に一度ピナちゃんは脱毛クリニックへ通う事になった。
今後の経過が楽しみである。
昨夜、帰宅すると真剣な顔をしたピナちゃんが1冊の本を見せてきた。ピ「太郎、これを見てクダサイ(`・ω・´)つ」スッ それは我が家の郵便受けに投函される、無料のタウン誌であった。何か興味のある習い事でも見つけたのかと思ったのだ[…]