先日ピナちゃんにお古のカメラをプレゼントした。
投資物件を高く売却したり貸しやすくしたりするために、サイトに掲載する室内画像を少しでも広く見せようと、姑息にも高角レンズを装着して使用していた仕事用の一眼レフカメラである。
しかし不動産価格が高止まりしているここ数年で、郊外に所有していた不動産はほぼ売却をして都市部に所有物件を集めたことから、姑息な手段を使わなくても苦労せず客付けもできるし、都市部の物件は当面売却の予定もない。
そうなると重たい一眼レフカメラを持ち出すまでもなく、気軽に持ち運べるソニーのミラーレスカメラを購入したため以前のカメラはお払い箱になった。
せっかくのカメラを寝かせておくのはもったいないのでピナちゃんに譲ったのだけど、少しF値や明るさ調整の設定を教えると、写真が大好きな国民性のフィリピン人の血だろうか、いつの間にか使いこなすようになっていた。(驚)
それまでiPhoneのカメラで写真の撮影をしていたピナちゃんは、一眼レフカメラを手に入れレンズを交換したりしながら、スマホで撮った写真とは一味違う一眼レフカメラに魅了され、主に花や食べ物の写真を撮っては私に見せてきた。
数日でメモリーカードが一杯になるまで写真撮影を行ってしまい、「フルになりマシタ(´・ω・`)」と写真が撮れなくなり悲しい顔で伝えてきたので、パソコンに写真を取り込んだのだけど
プロなのかな?
カメラ本体の小さな画面では分からなかったけれど、パソコンの大きな画面で確認すると、レストランのメニューに掲載されてもおかしくないクオリティの写真を撮っていた(笑)
想像の上を行く仕上がりの写真を見て「すごく写真を撮るのが上手いね!」と褒めたところ、気を良くしたピナちゃんは「太郎も撮ってあげマス(‘A`)」と私をモデルに採用して、パチリパチリと写真を撮り始めたのである。
フィリピン人カメラマンは自然体の私を撮るだけではなく、飾ってある花を持たせたりポージングを指定してきたり、すっかりプロのカメラマン気取りで中年モデルに様々な要求をしてきた。
ピ「チョト着ているガウンを肩にかけてクダサイ(‘A`)」パチリ!パチリ!
ピ「そうそう!いいデスネ!!」パチリ!パチリ!
ピ「じゃぁ少しお尻を見せてクダサイ(‘A`)」パチリ!パチリ!
何で脱がせようとするんだよ(笑)
30代のおっさんを相手にグラビアアイドルのようにセクシーな写真を撮りたいのか、言葉巧みに脱がせにかかるフィリピン人カメラマン。
このままではヤングマガジンやヤングジャンプなどの雑誌のグラビアコーナーへ、半裸の写真を送りつけて売り込みをしそうな勢いである。
突然悩ましいポーズのおっさんの写真を送ってこられても、週刊誌の担当者の方にご迷惑をおかけするだろう。
私は甲高い声で「こんな仕事だって聞いてません!尻の割れ目を撮るなら事務所を通してください!」と、若手中年グラビアモデルは、撮影を口実に脱がせようとするセクハラカメラマンの要求を断った。
しかしこんな事は慣れてますよとばかりに「ダイジョブデスヨ!!みんなやってマスヨ(‘A`)ハァハァ」と、グラビアカメラマンは執拗におっさんモデルを口説いてくる。
「マネージャーを呼んで!!」と何とか撮影を止めようとするのだが、「金〇マを一つだけでもイイヨ(‘A`)ハァハァ」とマニアックな要求は止まらない(笑)
もはやこれは芸能プロダクションを装って、風俗に売り飛ばすタイプの現場である。
私「何で脱がせたいんだよ!」
ピ「アコが欲しいの( ゚Д゚)!!」訳:私は写真が欲しいです。
おっさんの尻に何の価値もないだろ!
風呂上りはフリチン派の私は尻や金〇マはいつでも見られると説得すると、ピナちゃんは「ソデスネ(‘A`)」と納得したのか、先ほどまでの情熱が嘘のように態度を急変させて、被写体をピナ山観音に変更してパチリパチリとハイクオリティな写真を撮り始めた。
これが敏腕カメラマンのテクニックなのだろうか?
逃げられると追いかけたくなる気持ちが働き、「もう一押ししてくれれば金〇マの一つくらい撮らせてもええんやで」という心境になっていたが、流出されても困るので(主に発見された方が)、その後はピナ山観音の配置を整えたりして、フィリピン人カメラマンのアシスタントとして現場を支えたのである。
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