昨日はピナちゃんとデパートをプラプラしに行こうと前日から計画を立てていた。
翌朝、身支度をバッチリ済ませたピナちゃんに起こされ、朝食を食べようとテーブルを見ると、おにぎりが用意されていた。
( ;゚д゚)・・・・
こ、この量は尋常じゃないぞ・・・
私「ピナちゃん、たくさんオニギリがあるね。」
ピ「ハイッ(´∀`*)」
私「パ、パーティーでもするのかな?二人じゃ食べきれないよね?」
ピ「違いますヨ!SK-2のスタッフにgiveするデス.。゚+.(・∀・)゚+.゚」
Σ(゚д゚;) 何で!?
ピ「メイクアップ教えてくれましたデショ、お礼するデス(´∀`*)」
この大量のオニギリは、先日デパートでピナちゃんに化粧を教えてくれた、SK-2のアドバイザーへのお礼の品物だった。
ピナちゃんは親切に接客をしてくれた女性にお礼をするべく、デパートへ行く日を心待ちにしていたのだ。
参考Link: ピナちゃん化粧品を買う(゚∀゚)
しかしファンデーションを購入しているので、特にお礼の必要はないのではないか?
それにお礼の品物がオニギリというのは貰う方は微妙というか、不快感を示す事があるのではないか・・。
ピ「太郎言ってますデショ!日本人は貰うするだけは駄目。give & takeディバ(*´ェ`*)」
※訳:いつも太郎が言ってるでしょ。日本人は貰うだけじゃなくてgive & takeしないと駄目ですよ。
ピ「私は太郎のワイフですからネ(*´Д`*)タノシミナマントー」
フィリピンでは富める者が与えるのは当然で、施された者も与えられる事は当然だと考える。
また同じ富の者がするお礼は現金という生々しいお礼が普通である。
日本のお礼文化はフィリピンとは異なり、現金以外の物を渡すのがスマートだと教えていた。
お中元やお歳暮で食品が贈られる事が多かったので、ピナちゃんの中で お礼=食べ物 となっているのだろう。
ただ、その食べ物は手作りする必要はない。むしろ手作りではない方が良かったのだ。
お礼をする気持ちは大切だが、文化の違いからmismatchが起こってしまった。
私「ピナちゃん、オニギリを作る手を止めてお話を聞いてね」
ピ「(´・ω・`)?」
私「日本人はね、知らない人の手料理は食べたくない人がたくさんいるんだよ」
ピ「(´・ω・`)ナンデデスカ?」
私「ライフスタイルが分からないから、どうやって作ったか分からないでしょ?」
ピ「(´・ω・`)コウスルデスヨ」ニギニギ
私「作り方の問題じゃないんだよ。」
私「例えば友達のタカシはオニギリを作る時に塩の変わりに鼻クソを付けるんだ(※嘘です)」
ピ「(゚∇゚ ;)ヤックディリ!?(訳:え!汚いです!)」
Σ(゚д゚;)ハッ! ※何となく意味が分かった。
ピ「ドウシマショ?おにぎりタクサンアルデス(´;ω;`)」
私「心配ないよ!しばらくはオニギリパーティーが出来るから私はハッピーだよ!」
ピ「タロウハッピーデスカ? ヨカタデス(*´Д`*)」
しばらく続くおにぎり生活と引き換えに、日本のお礼文化を一段と理解したピナちゃん。
この優しさをずっと忘れないでほしい。