ピナちゃんがYouTubeで料理を作り始め、大量の試作品を私に食べさせるので、年頃の女子高生のように腹の肉が気になってきた。
これまで周囲には「筋トレしながら有酸素運動なんてカマのやることだ!」と豪語していたけれど、最近は腹の肉をそぎ落とすため必死でフィットネスバイクをこいでいる(汗)
ただ日頃は有酸素運動をしないため、フィットネスバイクはピナちゃん専用機として、筋トレ部屋ではなくリビングに設置されている。
そのため、夫が視界に入ると構ってもらいたくなる習性を持つピリピン人妻が、大人しく見ているはずもなく、トレーニング中でもちょっかいを出してくる。
フィリピンスタイルの応援なのか、ペダルをこぐリズムに合わせて目の前で尻をフリフリさせたかと思うと「いいよ!いいよ!まだイケマスヨ(‘A`)!!」と松岡修造のように声をかけ、汗が吹き出せばタオルで拭きとり、飲みたくもないお茶の入ったコップをグイグイ口に押し付けてくる。
1時間だけ他の部屋へ行ってくれないかな?
そんな言葉を出そうにも、キッチンのあるリビングはピナちゃんの城である。
私はむしろお邪魔させてもらっている身だし、ピナちゃんも楽しそうにしているから、とてもそんな事は言えない。
どうにか自主的に退室して頂けないものだろうか?と考え、プライムビデオでウォーキングデッドの視聴を開始した。
怖い映画が苦手なピナちゃんは私の暴挙に猛抗議していたけれど、ゾンビが画面に映ると「アーイ(゚д゚;)」と叫びながら寝室へ逃げていった(笑)
時々ピナちゃんは『もう見てないかな(‘A`)?』とリビングへ降りてきては、ゾンビの気配を感じると『まだ駄目だ(‘A`)!』と寝室へ撤収するのだけど、ウォーキングデッドと言えども恐ろしいシーンばかりではない。
ゾンビの映っていないカットだと『もしかして違う映画かな(‘A`)?』と恐る恐る様子を見ているが、しばらくするとゾンビが出てくるので、やはり撤収を余儀なくされる。
そこでピナちゃんは見てしまったのだ。
感染した家族がゾンビになる前に、銃で撃ち殺す場面を‥‥‥
トレーニングを終えてシャワーを浴びリビングへ戻ると、ピナちゃんが先ほどのシーンについて「なぜ家族を撃ったのか」聞いてきた。
「家族がゾンビになるよりも人間として死なせてやりたいんじゃないの」と答えると、しばらく考えた後「私は太郎を撃てないと思いマス(´・ω・`)」と深刻な顔で言ってきた。
私「あんなトロくさいゾンビに噛まれるわけないだろ?」
ピ「太郎は寝たら起きないから、お昼寝中に噛まれるかもしれマセン(´・ω・`)」
私「ゾンビが来たら引っぱたいてでも起こしてくれよ(笑)」
ピ「私もお昼寝してますし(´・ω・`)」
えぇ‥‥‥
ピ「ゾンビになったらどうして欲しいですか(´・ω・`)?」
私「なるべく人間の多そうな市街地に連れていってくれるかな?」
ピ「それだと皆さんに迷惑だからダメデス(´・ω・`)」
私「人間がいないと腹が減るじゃないか」
ピ「ダメです(´・ω・`)」
私がゾンビになった場合はどうするか議論は白熱したが、もしゾンビになったら山の中に放して、定期的にピナちゃんが食事を届けてくれることで落ち着いた。
どうしてピナちゃんが生き残っている前提なのかは不明であるが、日中はプラプラして時々食事を届けてくれるなら、タンバイ(ヒモ)みたいでゾンビ暮らしも悪くないなと思ったのである。
お時間がございましたら、人間でいられるうちに美味しい揚げだし豆腐の動画をごらんください(滝汗)
※ピナちゃんはブログの存在を知りませんので、YouTubeにコメントを書いて頂ける場合は料理長と呼んであげてください。