先日、昼過ぎに知らない番号から着信があり、出てみると「〇〇署の○○と申しますが、ピナ山さんの携帯でしょうか?」と、まさかの警察からの連絡だった。
返事をする一瞬の間に様々な考えが頭を過る。
知らぬ間に何かやらかしてしまったのだろうか?
警察は私の携帯番号をどうやって入手したのか?
人相で反社会的勢力と誤解されたのか?
男前が罪になったのだろうか?
誰かが罪をなすりつけたのだろうか?
早く返事をしないと怪しまれるかもしれないと焦るのだけど、私は顔に似合わず車の運転も無事故無違反のセーフティードライバーだし、誰かを殴ったり、食い逃げや痴漢をした記憶もない。
警察から連絡を受ける心当たりがないのである。
唯一可能性があるとするなら、天気の良い日にバルコニーで金玉を日光浴させていることくらいだ。
だが近隣のビルからは死角になる場所で、節度をもって天日干しを行っているため、ドローンで空撮でもされない限りは人目に付くことは無い。
あぁ早く返事をしないと‥‥‥
私「はい、私の携帯電話です。どのようなご用件でしょうか?(滝汗)」
警「○○さんをご存知ですか?」
私「いえ、知りません。」
警「‥‥‥そうですか。」
私「その○○さんって方が何かしたんですか?」
警「実はお亡くなりになりましてね」
私「えぇ‥‥‥((犯人だと思われてるのだろうか?))」
警「お子さん達にも連絡が取れませんでしたので、お隣に住んでおられるピナ山さんなら何かご存知かと思いまして」
ん‥‥‥お隣?
ピナ山ヒルズの隣は商業ビルのため隣人は存在しない。これは何かがおかしいぞ。
名探偵の血を引く私は事件の謎を解くため、警察官に所在地を確認すると、聞いた事のあるマンション名を告げられた。
でも‥‥‥
その物件3年前に売却してる!
じっちゃんの名にかけて、俺、関係ない(安堵)
警察官に以前は隣の部屋を投資用に所有していたけれど、すでに売却済みで、その部屋に住んでいたことはないと伝えると、管理会社から私が所有者だと教えられたと言うのである。
本来なら「そんなわけねーだろ!」と言えるのだが、不動産投資家にあるまじきザルのような物件管理を行う私は、胸を張って否定できないのだ(汗)
これまでも理事会役員の依頼が来たり、突然不動産屋から「売却できました!」と連絡がきて所有しているのを思い出した前科がある。
「10分ほど待ってください」と電話を切り、急いで売買契約書を探すと確かに売却済みであった。
そうなると、なぜ管理会社は私が所有者だと言ったのだろうか?
買主に電話をかけ、「何で変更届を出してねーんだ!」と文句を言うと、「出してます。管理費も毎月払ってます(汗)」と言われたので、物凄い勢いで謝り倒した。
管理会社が適当だったようである(怒)
買主に事情を説明し、警察官に電話番号を伝える了承を取り、警察官に連絡をして名探偵は事件から外れた。
根掘り葉掘り聞くのも失礼なため亡くなった原因は不明なのだけど、これからの日本は高齢者の一人暮らしが増えてくるので、近所の高齢者を気に掛けるようにしたり、もし自分が歳を取って一人で暮らすようになれば、体調や悩みを相談できる相手を見つけておく必要があると感じた出来事だった。
もし皆様の周りに一人暮らしのお年寄りがいらっしゃいましたら、時々声をかけてあげてください。
その点、我が家のピリピン人妻は、近所のお年寄りと仲良くしているので、高齢者問題を少しだけ解決しているのではないかと思うのである。
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