割引品を購入するためスーパーマーケットを巡回しているピナちゃんから電話があった。
お値打ち品の発見報告だと思い電話に出ると、元気の無い声で「自転車はどこデスカ(´・ω・`)?」と、遠く離れた場所で仕事をしていて知っている分けがない私に聞いてきたのである。
ピナちゃんの話によると、いつものようにスーパーの駐輪場にピーナッツ号(自転車)を停めて店内のパトロールを済ませ、
目当ての品物が半額になっていなかったので次のスーパーへと移動しようとした所、ピーナッツ号が忽然と姿を消したらしい。
係の人が自転車を整理した可能性があるので、もう一度駐輪場をよく探してそれでも無かったら電話をするように伝えて電話を切ったが、一時間後にピナちゃんから「自転車ありマセン(´;ω;`)」と再び連絡があった。
これは・・・盗難かもしれない。
そこはピナちゃんの縄張りの端に位置しているスーパーで歩いて帰るには遠いため、迎えに行くからスーパーの中にあるカフェで待機しておくように言って、仕事を切り上げピナちゃん救出に向かい、「連れがいます」とカフェの店員さんに言って店内へ入ったのにピナちゃんの姿がないのである(//・ω・//)
電話をして居場所を聞くと、諦めきれないピナちゃんはスーパーの周囲を探している所だった。
ピナちゃんと合流して一緒にスーパーを一周するように見て歩き、もう一度駐輪場も探し、店員さんに自転車を動かす事はあるか聞いたが、バラバラに並んでいるのを揃えるくらいで他の場所へ移動する事はないと言うことだった。
ピ「ゴメンナサイ。自転車なくなりマシタ(´・ω・`)」
私「気にしなくていいよ。ところで鍵はしてたの?」
ピ「ハイ(´・ω・`)」チャラリ
私「どれくらい停めてたの?」
ピ「15分くらいデス(´・ω・`)」
私「多分、鍵を壊されて盗られたんだろうね」
ピ「違うと思いマス(´・ω・`)」
私「何で?」
ピ「日本ダカラ(´・ω・`)」
私「に・・日本にも泥棒はいるからね(汗)」
ピ「・・・(´・ω・`)」
こそ泥の野郎・・・
よりによってピーナッツ号に手を出し日本のイメージを悪くしやがって(怒)
探しても出てきそうにないため一度家に戻り防犯登録番号を確認しピーナッツ号の写真を持って、交番に盗難届けを出しに行こうとしたのだがピナちゃんが嫌がるのである(涙)
私「何で駄目なの?」
ピ「キャッチ(arrest)された人どうなりますか(´・ω・`)?」
私「何かペナルティがあると思うよ。」
ピ「子供だったらカワイソデス(´・ω・`)」
私「おっさんかもしれないよ?」
ピ「おじさんもファミリーイマス(´・ω・`)」
ピ「明日カムバックかもシレナイ(´・ω・`)」※訳:明日返しにきてくれるかもしれません。
日を改めてもう一度探すと言うので盗難届は出さない事にしたが返しにくるわけがないので、自称名探偵の孫である私が、じっちゃんの名にかけて翌日から独自捜査に乗り出し、司法の手を借りず個人的にお灸をすえてやる事にしたのである。
この記事は愛車が盗難被害に遭いました(涙)の続きです。ピーナッツ号(自転車)盗難事件の翌日、「犯人が自転車を返しにきてくれるかもしれない」と言うピナちゃんと一緒に、一縷の望みを持ち盗難現場のスーパーへと向かい、駐輪場や周辺の道路を入[…]