先延ばし癖で大変なことになりそう

以前、私は先送り癖があった。

興味のない夏休みの宿題なんかもギリギリまで手を付けず結局間に合わなかったり、掃除中に漫画を見つけると熟読してしまうし、他に楽しいことがあれば後で困ると分かっていても優先してしまうのだ。

それは成人して社会に出てからも相変わらずで、重要な仕事も限界まで放置してしまい、崖っぷちに追い込まれてから行動に移すこともよくあった。

 

この悪癖を克服したきっかけは、何の気なしにアダルトサイトを検索すると高確率でやり遂げてしまうことにヒントを得たからだ。

「取っ掛かりだけでもやるか」の気持ちで行動すれば、結局最後までする事に気が付いて先延ばし癖を克服した。

 

かつて先延ばし癖のあった身からすると先延ばしする気持ちが痛いほど分かる。

だけど、それが命にかかわる状況なら話は別である。

命にかかわらなくても人に多大な迷惑をかける可能性がある場合は、大多数の先延ばし癖をお持ちの方も即行動に移すだろう。

私も結婚前は不特定多数と濃厚接触していた時期があったので、相手が変わるたびにマナーだと思って性病検査を受けるようにしていた。

 

しかしフィリピンの家族は、私の考えなど遠く及ばない先送り癖を持っている者が多い。

仕事探しから些細な約束事まで、言い訳をしながらいつまで経っても行動に移さない者が多数いる。

その極めつけは病気の治療である。

 

数ヶ月前に、ピナちゃんのママの妹が体調の悪化を訴えた。

腹の一部だけがポコリと膨らんで痛みがあり、便の色もおかしいとのことだった。

その話が日本に住む私達の耳にも届き、症状を聞いただけでも明らかに普通ではないため、すぐに病院で診てもらうように伝え、金を心配して躊躇しないようにママを通して治療費が高額なら援助することも伝えていた。

 

それからママの妹から音沙汰はなくなり、「実は大した事はなかったのかな?」と思っていると、症状が悪化していると姉であるママに連絡があった。

ママが「ドクターは何て言ってるの?」と確認すると、「ハーバルの飲み物で治すから」と未だに病院へ行っておらず先延ばし癖にもほどがある(汗)

 

「癌も治るみたい」と詐欺の臭いしかしない宣伝文句を真に受けたのか、現実を直視できないのか、病院へ行くことを嫌がるのだ。

『死んでしまうのではないか?』と心配になったママが、ハーバルを飲んでも良いけど一度医者に効果があるのか相談するよう伝えると、販売者から医者には言わないように口止めをされていた(汗)

日本にも弱みに付け込み薬事法を無視した健康食品を販売する詐欺はあるが、フィリピンにも同様の詐欺はあるようだ(血涙)

 

後日、ファミリーの大黒柱の叔父さんによりママの妹は病院へ強制連行された。

コロナの影響でPCR検査を受けないと受診はできないらしく、他の病院をたらい回しにされて先日ようやく検査ができたのだけど、結果は癌で即入院となってしまい回復を祈るばかりだ。

 

フィリピンのファミリーに些細な事で先延ばしにされるのは慣れたけれど、病気や怪我は即行動してほしいと思うのである。

ブログを読んでおられる皆様も、30歳を過ぎたら年に1度の健康診断と適度な筋トレで健康には気をつけましょう。

 

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