緊急事態宣言が発令されて個人的な外出を控え、暇を持て余してブログの更新頻度が高まる予定だったのに、次から次へと問題が出てきて更新が滞っておりました(涙)
現在は少しだけ落ち着いたので、ボツボツと書いて行こうと思います。
本日の記事は老人介護の話で、尿やトイレの話題となりますので、苦手な方は渾身の焼きめし動画をご覧ください。
この所体調が優れなかった祖母だが、祖父母宅に泊まり込み身の回りの世話をしたピナちゃんの活躍により、祖母の食欲も向上し体調が回復したかに見えたが、気になる行動もあった。
祖母のトイレが長いのである。
私もトイレで読書をするタイプなので、中々のロングステイ派なのだが、祖母は本を持ち込むわけでもないのに、30分くらい出てこない時があるので心配していた。
外から声をかけると「寝てた」と返事をしたのを鵜呑みにして、年を取るとトイレで寝る事もあるのかな?と軽く考えていたのだけど、トイレが長い本当の理由は別にあった。
後に分かるのだけど、尿漏れをしてしまう祖母は膀胱や腸が炎症を起こしていて、トイレで排泄する度に痛みに襲われていたが、私達や祖父が心配しないよう傷みを我慢していたのだ。
先日、ピナちゃんが祖父母宅で昼食を作り食卓へ料理を並べた時、私・ピナちゃん・祖父は席についていたが、祖母がトイレから出てこなかった。
せっかく作ってくれた料理が冷めるのを心配した祖父は、トイレに入った祖母に声をかけるのだが、「寝てた」と返事はするが10分くらい待っても出てくる気配がないのである。
「これはおかしいぞ?」と思いドアを開けると、祖母は痛みを堪え顔をしかめていた。
しかも便器には大量の血が‥‥‥
祖母に確認すると、近頃は毎回排泄の度に血が出ていて、今回はいつもより痛く動けないようなのである。
コロナ騒動で病院には行かないようにしていたけれど、それどころではない。
祖母を抱えて車に乗せて、以前入院していた病院に向かった。いつの間にかピナちゃんも後部座席に同乗していた(驚)
病院に到着
病院の入り口へ着くと、ピナちゃんに抱えられた祖母に気が付いた看護師さんが、車イスを用意してくれた。
車を駐車場に停めている間に、ピナちゃんが受付で手続きを済ませ、検査をしている場所をメールで知らせてきた。※いつも通院に付いてくるピナちゃんは病院の手続きができる。
遅れて私も二人の下へ駆け付けると、ピナちゃんが看護師さんに一生懸命なにかを訴えかけている。
「どうしたの?」
話を聞いてみると、診断をするには尿検査が必要で、尿を提出しないと先生に診てもらえないとのことだった。
小便をすると血が出て痛いから病院へ来ているのに‥‥‥
そして間の悪いことに、先ほど家で小便を済ませている(汗)
ピナちゃんは事情を説明して「他に診てもらう方法はないデスカ(´;ω;`)」と、つらそうな祖母を早く診てもらおうと頼んでいたのだ。
だけど正確な診断をするには尿が必要なのだろう。
看護師さんは「出ないなら何か飲み物を飲んで尿を出してください」と言い、自力で尿が出せないなら膀胱に管を通して尿を取るので、さらに痛いと教えてくれた。
「さらに痛い」と聞いたピナちゃんは、何とか自力で小便をしてもらうため、お茶を買ってきて祖母に飲んでもらおうとするのだけど、喉が渇いていない祖母はお茶を少ししか口にしない。
もしかすると出るかもしれない。と、一緒にトイレに入って試しに尿を取ろうとしたみたいだが、チョロリとしか出ないし、尿か血か分からないのである(涙)
一か八か血の入った検尿カップを提出してみた。
しかし確認してくれた看護師さんは、「この量では検査ができません」と言い、膀胱に管を入れて直接尿を取ることになり、私達は処置室に案内されて、「ばあちゃん、これから先生が検査をしてくれるからね!」と伝えたものの、状況を理解できていない祖母はベッドへ寝かされて不安そうであった。
「ご家族の方は外でお待ちください」
そう言われて待合の椅子に座り待っていると、検査室の中から祖母の悲鳴にも似た泣き声が聞こえてくる。
祖母のつらそうな声を聴いたピナちゃんも号泣してしまい、通りかかった看護師さんに「どうかされましたか?」と心配された(汗)
処置が終わると、膀胱や腸に炎症がおきて血が溜まっていると説明を受け、そのまま入院することになったので手続きを済ませて、祖父母の家に入院セットを取りに戻った。
この祖母の入院がきっかけとなり、後に家族間で軋轢が生まれることになる(血涙)