祖母に寄り添うフィリピン人介護士ピナちゃん

このところ祖母の体調が悪化していた。

少し痴呆も始まったし、食事もあまり食べなくなり、体力や意欲が減退していたのだ。

取り乱した祖父から「婆ちゃんが弱ってる(´;ω;`)」と連絡があり、時間を持て余しているため、祖父母の病院への付き添いから食材の調達まで一手に引き受けている、婆ちゃんラブな私達は緊急出動をした。

 


両手に抱えている枕を見て「今日泊まるの?」と聞くと、「元気になるまで泊まりマス!太郎はこれを持ってクダサイ(`・ω・´)」とハンドブレンダーや食材の入ったカバンを渡され、長期滞在をするつもりなのだと悟った。

 

車を走らせ祖父母宅へ到着し、横になっている祖母の様子を見ると、いつにも増して弱々しい。

このまま死んでしまうのではないか?と縁起の悪い考えが頭を過ったほどである。

 

「婆ちゃん大丈夫かい?」

 

声をかけながら、医者から「お年寄りは水分が不足しがちで脱水状態になると倦怠感が現れる」と教えてもらったのを思い出し、目を開けた祖母の口にストローをさしたオレンジジュースを運んだ。

 

体を起こせるか確認をすると、祖母は布団をめくり、ゆっくりと上体を起こした。

祖父が「昨日から何も食べてくれない」と言っていたので、何か食べたい物はあるのか聞いても「何も欲しくない」と元気なく答えるのである。

 

「野菜のスープを作りましょうか(・∀・)」

 

ピナちゃんは祖母に話しかけたが、やはり食欲はないようで「今は欲しくないの」と断られてしまった。

 

こう頑なに食べる事を拒否されてしまうと、病院で点滴でもしないといけないな‥‥‥

そんな事を考えていたら、ピナちゃんはカバンから野菜とハンドブレンダーを取り出し、「欲しくない」と言われたけれど料理を作りはじめた。

 

程なくして野菜スープが出来上がり「できマシター(・∀・)」と、祖母の部屋へ持ってきた。

((祖母は断るだろうな))と思っていたら、なぜかグイグイ飲み始めたのである(驚)

 

ば「これは美味しいねぇ」

ピ「オオイ(*´Д`*)」

 

どうしてスープを口にしたかは不明だが、このまま食事ができるようになれば点滴をする必要はない。

スープをすする祖母を見て、ピナちゃんは「任せろ(`・ω・´)b」といった表情を浮かべ、私に向かって親指を立てた。

 

祖母がスープを飲み終えると、ピナちゃんは「今日から太郎とここへ泊りマス(・∀・)」と伝えた。

「これ以上2人に迷惑はかけられないから‥‥‥」と渋る祖母を尻目に、持参した枕を祖母の布団に並べて「お婆ちゃん一緒にお昼寝シマショ(・∀・)」と畳みかける。

 

だけど祖母は時々小便を漏らすようになっているため、汚いと思われるのが心配なのか、「ピナちゃんの服を汚しちゃうかもしれないから」と拒否をした。

しかしピナちゃんは諦めないのである。

祖母が眠りにつくと‥‥‥

 

シュピピピピ!!

素早く祖母の布団へ潜り込み、日課の昼寝をはじめた(笑)

 

シングルサイズの布団には、もはや私の入り込むスペースはない。

微笑ましい二人の昼寝を見ながら、祖父に「じいちゃん一緒に寝てやろうか?」と聞くと、「狭いから嫌だ」と一蹴され、一人ぼっちでエアコンもない部屋?(物置)に布団を敷いた(血涙)

 

つづく

 

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