公文の無い日はマイホームのリフォーム現場へ足繁く通うピナちゃんには一つ問題があった。
それはピナちゃんのお昼寝習慣である。
早朝から深夜まで家事や私のケアのため活発に動き回り、何もする事がない時でも変な踊りを踊っているピナちゃんは、高いパフォーマンスを維持するために1時間ほど昼寝をするのが日課となっている。
しかしリフォーム現場には昼寝をする場所がなく、昼食をすませた後、満腹になり目をショボショボさせて眠たそうにしているピナちゃんの姿を見る度に、「早いうちに何とか昼寝スペースを確保しなければならないな」と思っていた。
当初は家で使用しているソファが古くなってきた事もあり、私の好きな建築家であるコルビュジェが個人的な昼寝用にデザインした、LC5というソファのリプロダクト製品を導入しようと考えていたが、リプロダクト製品は作る会社によって品質が大きく異なるので、最もオリジナルに忠実なCassinaのWebサイトを確認すると、890,000円~と鼻血の出るような価格だったので画面をそっと閉じた(涙)
LC5の導入を諦めて次に考えたのが、ピナちゃんの好きなドラえもんスタイルである。
どこか昼寝に最適な収納を探して寝具をセットすれば、扉もついているのでプライバシーを確保する事も出来て、友人達が出入りするリフォーム現場において最適な選択のような気がする。
メジャー片手にウロウロと条件の良さそうな収納を探して、外国人留学生向けの賃貸プランで用意をしているが、実際は皆自己解決するので利用される機会の少ない「太郎トータルライフサポート(日本で困った事があれば手助けするサービス)」に付属している、家具家電貸し出しオプションで余っている布団を設置した。
すると・・・何という事でしょう。
一見なんの変哲もない収納の折れ戸を開くと、先ほどまでドラえもんが眠っていたかのような寝室に生まれ変わったではありませんか。
扉の開閉が自由に行える事でプライバシーも確保され、さらにお昼寝中のフィリピーナが空気中に舞うパテ粉を吸い込んでしまう心配もありません。
試しに横になって扉を閉めてみると、カプセルホテルのような心地よい狭さに加えて、扉を閉めれば光を通さないので快眠できそうな環境だった。
ピナちゃん専用のお昼寝スペースが完成した翌日、公文で勉学に励まれた帰りにヒョッコリと現れたピナちゃんにドラえもん部屋をお披露目した。
私「ピナちゃん今度から眠たくなったら、ここで昼寝ができるよ。」ガラッ
アーイ!!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
ピ「寝てみていいデスカ(・∀・)?」
私「どうぞ!」
ピ「スグイ・・ドア閉めてもいいデスカ(・∀・)?」
私「いいよ。」ガラッ
・・・・・・・・・・
私「どうだい?」
・・・・・・・・・・
私「ピナちゃん?」ガラッ
( -ω-)グーグー
えぇ・・・
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