名探偵太郎の事件簿-ピーナッツ号盗難事件

  • 2016年9月21日
  • 日常
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この記事は愛車が盗難被害に遭いました(涙)の続きです。

ピーナッツ号(自転車)盗難事件の翌日、「犯人が自転車を返しにきてくれるかもしれない」と言うピナちゃんと一緒に、一縷の望みを持ち盗難現場のスーパーへと向かい、駐輪場や周辺の道路を入念に探索したが、ピナちゃんの願いもむなしくピーナッツ号の姿はなかった。

 

大切にしていたピーナッツ号が返ってこないと知ったピナちゃんは落ち込んでいた。

1万円もしない安い自転車だったので新しい物を買えばいいだけの話なのだが、ピーナッツ号への愛着からか無くしたペナルティだと言い、しばらくは徒歩で頑張るようである。

 

ピナちゃんはフィリピンでは自転車に乗ったことがなかった。

それは経済的な理由だけではなく、自転車に乗ってケガをしてはいけないと心配性のママから自転車禁止令が出されていたからである。

 

しかし来日直後に「自転車ってすごく便利だよ」と吹き込んだ事で、ピナちゃんは自転車に乗ってみたいと思うようになり、自転車屋へ何度も足を運び8,000円でピーナッツ号を入手し、自転車屋の駐車場でさっそく転倒し新車に傷が付きピナちゃんは涙した(笑)

 

それからは連日、自転車教習所(空き地)で太郎教官による厳しい実技講習が行われ、時に自転車に乗れる小さな子供に煽られながら、何度も転倒を繰り返しピカピカの新車だったピーナッツ号はみるみる傷だらけになっていった。

そのくせピナちゃんが休憩中に、私が子供たちにピーナッツ号の性能をアピールするため、ウィリー走行を試みたり小さな段差に飛び乗ったりすると、傷がついたらどうするんだと身を挺して止めてくるのである(驚)

 

ピナちゃんの運転技術は日ごとに上達し、ついに教官から公道での運転許可をもらい、最初は人とすれ違う時は怖がって自転車を降りて押していたが、今ではさっそうと乗りこなせるまでに成長した。

ピナちゃんにとって盗まれたピーナッツ号は、日本で多くの時間を共有してきた相棒のような存在だったので、その相棒を失った心情を思いやると可哀想なのである。

 

【来日直後でビーチサンダルしか持っていなかったピナちゃんが初めて自転車に乗った日】
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前置きが長くなったが落ち込んだピナちゃんの笑顔を取り戻すため、名探偵であった祖父の血を引く私は、じっちゃんの名にかけて犯人を見つけお灸をすえてやる事にしたのである。

この難事件を解決するには犯人のプロファイリングを行い、犯人像を絞り込んでいく必要があった。

 

犯行が行われたのは人通りの多い時間帯で15分という短時間である事からも、国際的な自転車窃盗団が関与していると考えるのが妥当で、並みの探偵であれば港に停泊している船に積み込むコンテナを調べる所だが名探偵の私は見逃さなかった。

ピーナッツ号は8,000円で購入した型落ちの安物に加えて度重なる転倒により傷だらけのため、売っても二束三文にしかならない。

じっちゃんの名にかけてプロの犯行ではない!

犯人は近所の悪ガキだ( ゚Д゚)!!

 

この忙しい時期に余計な仕事を増やした悪ガキを叱り飛ばすため、もし予想が外れて怖そうな人であれば土下座する勢いで頼み込んで返してもらうため、3日間にわたり犯行現場付近と最寄駅をパトロールした結果!!

諦めた(涙)

 

大量生産されているピーナッツ号に似ている自転車はあるものの、駐輪している自転車の防犯登録番号を確認して周る私は窃盗犯のようなのである。

ピーナッツ号と似た自転車に乗っている学生もいたが、「ちょっと自転車見せてくれる?」なんて失礼すぎて、気の弱い私には言えない事にも気が付いた(涙)

 

こうしてピーナッツ号窃盗事件は迷宮入りとなってしまったが、自転車の運転が上達したピナちゃんが次は変速ギアのあるタイプや電動自転車へ乗り換える良い機会だと前向きに考え、どうやって二代目ピーナッツ号を購入する気持ちになってもらうかを現在は考えている。

じっちゃんの名にかけて挑んだ窃盗事件であったので、祖父の探偵としての名声に泥を塗る結果になったのを心配される方もいると思うが、タクシードライバーだった祖父に探偵としての名声など皆無なので安心していただきたい。

 

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