クリスマス数日前にピナちゃんを誘いニトリへ買い物に出かけた。
昨年クリスマスツリーをサプライズで購入した事を記事にした所、コメント欄で一緒に飾りつけをすればピナちゃんが喜ぶのではないか?と教えてもらったのを覚えていたからである。
ニトリのクリスマスコーナーへ足を運び、ピナちゃんにツリーの飾りを買い足す予定である事を告げると、ピナちゃんは興奮していたけれど少し考え込んだ後で飾りは必要ない事を伝えてきた。
すでにクリスマスが近づきクリスマス関連商品は値下げが行われており、それほど高額では無いので遠慮しなくてもいいと話をしたが、ピナちゃんは遠慮している分けではなく他の物が欲しかったのである。
私が昨年ダイソーで見つけて購入した金色に輝く100円とは思えないトナカイがツリーの近くに鎮座しているのだが、ピナちゃんはトナカイが一匹だと淋しそうなので、その友人を見つけてあげたいようなのだ。
確かにトナカイの相方であるサンタクロースがいれば、ツリー周りが賑やかになるのでその提案は採用され、トナカイの舎弟選びをピナちゃんに一任した。
責任感からかクリスマスへの情熱からなのか、ピナちゃんはクリスマスコーナーを隅々まで見て周り、1時間ほど悩みに悩んだあげく4人のサンタクロースを持って、すでに飽きてしまい水周りコーナーで時間を潰していた私の所へやってきた。
「誰がいいデスカ(*´Д`*)?」と聞いきたので「全部買ってもいいよ」と言うと、一つだけで大丈夫だと言われてしまい、ピナ山家のサンタになるには有効求人倍率0.25倍という狭き門である事を知った。
私「ピナちゃんはどれがお勧めなの?」
ピ「うーん・・・(´・ω・`)」
私「これにする?」
(´・ω・`)
私「じゃぁ、これにする?」
(・∀・)
!?
私「やっぱりこれにしようかな?」
(´・ω・`)
とても分かりやすい(笑)
どのサンタを欲しがっているのか分かってしまった私は、ピナちゃんの欲しいサンタを選ぶと嬉しそうに「(トナカイと)仲良くデキルデスカ(`・ω・´)?」と、新入りサンタに話しかけていた。
新入りサンタはバイクに乗ってトナカイを必要としない外見である。
バイクの後部座席にはキャンドルを入れるスペースが確保されていたので、一緒にキャンドルもカゴへ入れてレジに並んでいると、電飾も買おうかな?と思い立った。
私「ピナちゃん、もう少し見てもいい?」
ピ「帰りマショ、トナカイ待ってるダカラ(´・ω・`)」 ※早く飾りたい
私「イルミネーションライトが買いたいんだけど」
ピ「Σ(゚д゚;)アイッ!!……でも高いデス(´・ω・`)」
私「いらないの?」
ピ「・・・ダイジョブデス。来年買いマショ(´・ω・`)」
そうは言っても多分欲しいと思うので、ピナちゃんがレジに並んでいる間に、手ごろな電飾を取ってきてカゴに入れると嬉しかったのかピナちゃんは目を輝かせていた。
ピナちゃんは家へ帰ると服も着替えず電飾の設置をはじめ、私がバルコニーで煙草を吸って部屋へ戻ると、全てのセッティングを終了させていた。 とても仕事が速いのである。
少しだけゴージャスになったツリーに、「オォーイ、オォーイ(*´Д`*)」と嬉しそうにしているピナちゃんを見ていると、以前は何でこんな事をしているんだろう?と不思議に思っていた家全体をライトアップしているご家庭の気持ちが分かり、私も将来はそうなる予感がするのである。
この記事はピナ山家のクリスマス-前編の続きです。クリスマスイブの朝、気持ち良く寝ていると腰に違和感を感じて目を覚ますと、ピナちゃんが仰向けで寝ている私の腰と布団の間に、何を思ったのか頭をグリグリと突っ込もうとしていた。私「ち[…]