第三回おせち会議

今年も残すところ2ヶ月となりました、小学生の頃の1年という期間は無限に続くように感じていたものですが、年齢を重ねるごとに時間の経過が早くなってきた気がします。

 

先日オフィスへデパートから正月に食べるおせち料理のカタログが届いた。

ピナ山家ではこのカタログを見て、ピナちゃんが正月のおせちを決めるのが慣例となっているのである。

 

締め切りまではまだ時間があるが数量制限があってはいけないので早めに決めておこうと思い、昨日ピナちゃんに”おせち会議”が開催される事をメールで知らせた。
フィリピン妻とのメール

メッセージを送信すると待ちきれなかったのか、すぐにピナちゃんから着信があった。

 

私「もしも・・

ピ「ういぃーー!!うぃーー(*`Д’)」

((な・・何だか興奮してる!?))

 

私「ピナちゃん、落ち着いて(笑)」

ピ「ききき今日デスカ?おせちデスカ?(*`Д’)」

私「ピナちゃん!カームダウン!」

ピ「(´・ω・`)ウレシイダカラ・・」

 

興奮気味なピナちゃんをなだめて、改めて口頭でおせち会議の開催を知らせて電話を切った。

その後は公文の宿題をしていたので1時間くらいは大人しく待っていたピナちゃんだったが、宿題を終えるとおせちが気になって仕方がないのか、15分おきに「早く帰ってこい」とメッセージが送られてくるのである(涙)

 

しかし昨日は気になる物件の買い付け証明書に書く金額を決めるために、競合している不動産屋の情報を得た私は仲良しの不動産屋に過去の取引きから指値を予想してもらっていた。

ピナちゃんからのメッセージには気が付いていたが、のんびりと指値の金額を考えているとドアをノックする音が聞こえた。

 

コンコン

((こんな時間に誰だろう?))

ガチャッ

アエイ(・∀・)♪(訳:迎えに来たよ♪) 

!?

 

おせち会議が気になりすぎて我慢ができなくなったピナちゃんは、30分の道のりをものともせずピーナッツ号(自転車)に乗ってオフィスまで来たのである(驚)

このような情熱を見せられてしまっては、これ以上仕事を長引かせるわけにもいかず、早々に切り上げてピーナッツ号を車に積み込み、おせち会議の開催される自宅へと戻った。

 

ソファに腰掛けるとピナちゃんは飲み物を用意してくれて隣へ座り、目をキラキラさせながら待っている。

もったいぶって開会式のスピーチを始めると、さえぎるように「早く早く(‘A`)」と催促してきたためカバンからおせちカタログを取り出した。

 

オオォーイ(*´Д`*)

 

フムムムムム

アーイ♪ コレ美味シソデス(*´Д`*)

!?

高いナマント(‘A`)

コレコレ!! コレにする?(*´Д`*)

!?

アイッ! 高いナマント(‘A`)

 

カタログの最初のページに掲載されている、吉兆やなだ万といった高級料亭の10万円前後のおせちの写真に興奮し、値段を見て諦めるのは毎年恒例の行動となっている。

こうしてどんどんグレードは下がっていき、最終的には1万~3万くらいのおせちに落ち着くのだが、ピナちゃんは昨年祖父母の家で食べた謝朋殿の中華おせちが気になっており、通常のおせちも好きなので決めきれないのである。

 

私「どれがいいか決まった?」

ピ「マダデス(´・ω・`)モチョットマテクダサイ」

その後一時間以上も悩み続けたピナちゃんであったが決める事ができず、私が返事を待っていると思っているピナちゃんの表情から焦りが伺えたので、「無理に今日決めなくても大丈夫だよ」と助け舟を出すと、(‘A`)フイー!!と安堵の表情を浮かべていた。

 

湯船に浸かっている時も就寝前のベッドの上でも、カタログを見ては真剣な表情でピナちゃんのおせち選びは続いていた。

おせちにかける情熱がとても微笑ましいのである(笑)

 

そして本日の朝ピナちゃんから「先にお婆ちゃんに決めてもらっていいデスカ(´・ω・`)?」と打診された。

祖父母のおせちも私が注文している事を知っているピナちゃんは、祖父母が選んだおせちとは違う種類のおせちを選び、祖父母の家へ正月に遊びに行く事で、通常のおせちも中華おせちも両方食べる事ができる、完璧な答えを導き出したのである。

なんと頭の切れるフィリピーナだろうか!

 

こんな事があり注文にはいたっていないが、ピナちゃんが幸せなおせちプランができたので、おせち会議は身のある物だったと思うのである。