おはようございます。
中々ブログを更新ができない日々が続いておりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
現在、私は郊外にある物件を全て売却し、中心地へ所有物件を集中させようと企んでおります。
これは近い将来に訪れるであろう人口減少による郊外の空き物件問題に直面した時に、私の少ない脳みそでは安定した運営が難しいのではないかと考え、プチ不動産バブルのうちに投入金額の回収を終えている物件をはじめ、売却益によりプラスになる物は全て売り払ってしまおうと考えている次第です。
それに加えて、突発的な事故により私が死んでしまった時に、フィリピン人妻ピナちゃんが苦労する事なく、安心して日本で暮らせる環境を作ろうと思った事も影響しています。
そんなこんなで最近はバタバタとしていたが、物件の売却は懇意にしている不動産屋さんに任せているので、購入に比べると本来それほど時間を取られる事ではない。
実は更新できないほど忙しかったのは、入居者トラブルに巻き込まれており、売却を検討している物件に中年の入居者の方がいて「さばくぞ!!」と室内で昼夜を問わず大声で叫び、周りの入居者の方へ恐怖を与えているのである。
この方は8月にも同様の活動をされており、当時管理会社に数名の入居者さんから連絡があり発覚した。
管理をお願いしているのは夫婦で商いをされている小さな不動産屋さんで、担当である旦那さん(Uさん)は気が小さく「一人で行くのは怖いので一緒に来てくれ」と、さらに気の小さい私を誘うので渋々ついて行ったのである。
「叫んでない」とシラを切られてはいけないので、現場を押さえようと問題の入居者のいるフロアの非常階段に座り1時間くらい待っていると、突然室内から
さばいてやろうか!!
おぅ!さばいてやろうか!!
と、ドスのきいた怒鳴り声が聞こえてきた(恐怖)
これは警察の出番なんじゃないの!?とも思ったが、せっかく遠方まで足を運んだので話をする事にしたのである。
私「Uさん、行ってきてよ。」
U「いや、太郎さん行ってよ。」
私「管理会社でしょ(笑)」
U「そうだけど・・・俺・・子供もいるし」(懇願)
((こ、この野郎・・・))
子供を出してくるあたり、とても汚いのである。
仕方なく膝をガクガクと震わせながら「怖そうな人が出てきたら走って逃げよう」と思いながらドアへ向かっていると、後ろから「魚さばいてるだけかもしれないから(小声)」と、そんな分けが無いだろ!と思う気休めを囁くUさんに殺意を覚えた。
ちなみにこの時Uさんは素早く逃げるためか2mくらい後方を歩いているのである(驚)
意を決してインターホンを鳴らしたが、急に室内が静かになり出てくる気配がない。
何度ならしても出てこないのである。
まさか・・今さら居留守が使えると思ってるのかい?
ピンポンピンポンピンポン♪
ピピピンピピンピピピピピンポン♪
指先を小刻みに震わせることで可能となる、怒涛のインターホン連打をお見舞すると、「うるせー!」と怒鳴りながらドアを開けてくれた。
入居者さんは、さぞ驚いただろう。
ドアの前には夜なのにサングラスをかけ、唐草模様のピタピタのVネックのTシャツを着て、ピナちゃんの整髪料を借りて髪をテカテカにした、昭和のチンピラを連想させる大きなゴリラが立っているのである。
さらに待ち時間に暇を持て余し階段の手すりを利用して懸垂をし続けていたので、筋肉もパンプアップ済みである。
この顔から火が出るようなファッションは、気の弱い私が外見で威嚇してスムーズにトラブルを解決するための苦渋の選択なのだが、思惑通りの効果を発揮してくれて入居者さんは言葉を失っていた。
私「何が言いたいか分かる?」
入「はい。すいません。」
話が通じそうなので内心ドキドキしながらも、自分より弱そうな相手には強気になる性格を遺憾なく発揮し、懇々と慣れない説教をして一度は解決した。
しかし2ヶ月もしないうちに再び活動を再開されたようなので、再び説得するか悩んだが何度も繰り返して周りの入居者さんが退去してしまっては、実質利回りが下がり売却価格に大きく影響するので、この問題の入居者に退去してもらい、新たに客付けをして売りに出す事にした。
これまでも死体遺棄騒動や夜逃げなどのトラブルはあったが、他の入居者さんに危害が及びそうなトラブルは初めだったので、色々と考えさせられる入居者さんであった。