夫婦におけるクレームについての考え方の違い

  • 2014年11月18日
  • 日常
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家のポストに投函されるチラシをピナちゃんが数日分まとめてくれたので取捨選択していると、チラシの隅に「パンケーキ」と書かれたメモを見つけた。

字体からピナちゃんが書いた事は明らかであるが、パンケーキが食べたいのだろうか?ピナちゃんにメモ書きの意味を尋ねてみると、先日テレビでパンケーキ特集が組まれており、美味しそうなので今度連れていってもらおうとメモをしていたが、すっかり忘れていたようである。 

そういう事であれば今から食べに行こうと誘い、ピナちゃんは外出の支度を始めた。
恥ずかしながら私はパンケーキという言葉は知っているが、どんな食べ物か知らなかったので画像検索してみると、何故かホットケーキの画像が表示された(´・ω・`)?

パンケーキとはホットケーキの事なのだろうか・・?私が長年ズボンと呼んでいた物がいつの間にかパンツと呼ばれ、股引(モモヒキ)と呼んでいた物がレギンスと呼ばれ始めたように、時代の移り変わりと共にホットケーキもパンケーキへと変化してしまったのかもしれない。

私はズボンがパンツと呼ばれ始めた頃「この服には黒のパンツが合いますよ!」等とアドバイスしてくる洋服屋の小洒落た男性店員に対して「何で下着の色までアドバイスするのだろう?もしかして・・・」と、勝手にあらぬ誤解をしてしまい、その洋服屋に行くのを止めたほどである。

そのような誤解でお気に入りの洋服屋を失った経験もあり、他の呼称変更は受け入れる事ができるが、私はズボンとパンツだけは未だに納得をしていないのである。

少し考えてみて欲しい。気の緩みからパンツ丸出しの女性がいたとする。

あなた「パンツ見えてますよ。」

あなた「パンティー見えてますよ。」

少しの違いだが圧倒的に後者の方が変態度が増してしまい、善意の気持ちが逮捕へと繋がる恐れがあるのである!
書きながら下着と言ったほうがスマートだと気が付いてしまい、仮にそのような状況であれば私は見入ってしまうと思うので、この例えは忘れてほしい。

このズボン・パンツ呼称問題は、ピナちゃんに「パンツを取って」と言うとズボンを持ってくることからも、ズボンをパンツと呼ぶのはインターナショナルスタンダードなのであろう。

下着のパンツを持ってきて欲しい時などは、ボクサー又はボクサーパンツと言わなければならないので、パンツ世代の私は「パンティーを取って」と、せめてもの抵抗をみせているが「オカマナマント(*´Д`*)」と小馬鹿にされている。

こうして私の知らぬ間にパンケーキへと呼び名を変えたホットケーキであったが、画像検索で並んだホットケーキを見ていると、昔と違って垢抜けている。

我が家ではホットケーキのトッピングと言えばバターであったが、近頃のホットケーキは色鮮やかなフルーツが並べられ、さらにクリームや葉っぱも盛り付けられ愛らしい見た目となっており、ピナちゃんが興味を持ったのも納得である。

私がよく利用する喫茶店では昔ながらのバターと蜂蜜で提供するスタイルなので、ピナちゃんの求めるパンケーキを食べるには、若者向けの少しお洒落な感じのカフェへ行けばあるのではないかと予測して、女性客で賑わっているカフェへと足を運んだ。

渡されたメニューを見るとホットケーキではなく現代風にパンケーキと表記されており、一種類ではなく様々なバリエーションが用意されていた。ピナちゃんは迷わずイチゴの乗ったパンケーキを選択し、数分後に珈琲と共に運ばれてきたイチゴのパンケーキに目を輝かせていた。

「アイスクリームとクリームはどっちが良いデスカネ?イチゴが良いデスカネ(´∀`*)?」と、一口目にホットケーキと一緒に食べるトッピングを選ぶのも楽しそうである。
ピナちゃんはイチゴと生クリームを選択して口へと運んだ。

(*´Д`*)オイシー!!

「太郎も食べてみてクダサイ」と私にも食べさせてくれたのだが・・・美味しい。ホットケーキにイチゴやクリームなんて合わないだろうと思っていたが意外と美味しいのである。

2枚用意されていたパンケーキを食べ進めて二枚目へと突入した所で、切り分けているピナちゃんの手が突然止まった。

ピ「アイッ(゚д゚;)?」

私「どうしたの?」

ピ「固いデス(´・ω・`)」

何事かと思いフォークで突ついて確認してみると、柔らかいはずのパンケーキがカチカチである。試しに口へ運んで噛んでみるとバリバリッ!とパンケーキからしてはいけない音がするのだ。

これは解凍を失敗したな・・

ピ「どうするデスカ(´・ω・`)?」

私「食べれない事もないし、気にしなくていいよ」バリバリッ!

ピ「スタッフ呼ばないデスカ(´・ω・`)?」

私「文句言いたいの?」

ピ「違うデス。言うしないと、またミステイクするかもしれません(´・ω・`)」

ピ「私はダイジョブ。でも次のお客さん怒るかもしれません(´・ω・`)」

このやり取りでお店がミスをした時の対応について、二人の間に違いがある事が発覚した。

私は悪意が無ければラーメンに虫や髪が入っていても平気な性格である。(※大きい虫は除く)
指摘して新しい料理を作り直してもらうのはもったいないし、経営者でなければペナルティとして給料を引かれてしまうのではないか?と心配になるのが理由である。

かたやピナちゃんは、ミスがあれば指摘し改善を求める事でお店は今後のクレームの原因を一つ無くせる。という理由である。

日本人はヨーロッパのホテル業界で「妖精」と呼ばれているのを思い出した。
何かミスがあれば他の国の人間のように文句も言わないし謝罪も求めないが、気が付いたらそのホテルから日本人の姿が消えているという話の比喩である。

ピナちゃんの言い分も間違っていないし理解できる。二人の共通点は謝罪が欲しいのではなくて店の心配(私は在庫や給料、ピナちゃんは今後の評判)をしている事だ。

ピ「言うしたほうが良いデス(´・ω・`)」 

私「でも新しいパンケーキ持ってきちゃうよ」

ピ「いらない言えばダイジョブデス(´・ω・`)」 

私「それでも日本人だからなー、持って来ると思うよ」

ピ「ソデスカ・・それはもったいないデスネ(´・ω・`)」

どうした物かと考えた結果、二人の意見の間を取り会計が終わった後で、
「少し解凍ができてない箇所があって、クリスピー生地みたいになってましたよ(・`ω・)b」
と、さりげなく?伝えて駐車場へ向かっていたが、走って追いかけてきた店員さんから、返金の申し出と割引券を渡された。

「美味しく食べたので返金はしなくて良いですよ。」と断ったが、割引券は諦めず渡そうとしてくるので、ありがたく受け取り店を後にしたのである。

何か注意を受けるとそれを上回る対応でリカバリーする、日本人のサービス精神に触れたピナちゃんは「スゴイデスネ・・(゚д゚;)」と驚いていた。