紅葉も色づき始め、ピーナッツファームの一角にあるサツマイモ畑では、焼き芋パーティー用のサツマイモの収穫祭が開かれた。
思い返せば農園の作物が壊滅するという試練もあった。
しかし我々は諦めることなく奮起した。
サツマイモ界の花形スターであるシルクスイートと金時イモを植え直し、サプライズでピナちゃんに安納芋だと嘘をついてメロンを植えたのである。
サツマイモ達（一部メロン）は生産者の気持ちに応えるかのように、順調に成長してくれた。
しかし夏の終わりに事件は起こったのである。
一つだけ実を付けた安納芋（メロン）は順調に成長していたかのように見えたが、突然お亡くなりになったのだ。
コメントで最初に実を付けたメロンは収穫して漬物にするよう教えて頂いたのに、愛着がわいて非情になり切れなかったのが原因かもしれない（涙）
ピナちゃんへのサプライズは叶わなかったが、涙をぬぐって私は残されたサツマイモへと神経を注いだ。
そこへ、台風が関東を直撃したのある。
今日も秘密基地から帰れそうにない。 pic.twitter.com/mHu0wo1Smu
— ピナ山太郎 (@pinayamataro) 2019年10月12日
台風の前日にお世話になった方からパーティーに誘われており、都内の秘密基地に潜伏していた私は、ピーナッツファームに駆け付ける事もできず、ただサツマイモの無事を祈りスクワットをするくらいしかできなかった。
台風が去った後、祖父母に食糧を届けるついでに農園の様子を見に行くと、台風による打撃は受けたようだが、「安納芋（メロン）の分も実ってやるぜ！」と何とか持ちこたえている様子で安堵したのである。
ずいぶん収穫の日を待ちわびていたが、ピナ山家にストーブが登場したタイミングで収穫祭が開かれた。
私「ピナちゃん！サツマイモを取りに行こうぜ！」
(*´Д｀*)ｵｵｰｲ（訳：いいよ）
ピーナッツファームのある祖父母宅で昼食を済ませると、ピナちゃんに見守られながらサツマイモを植えた土を掘り起こした。
堀起こした？
あれ？
サツマイモを植えたはずだけど‥‥‥
かろうじて両サイドの二つはサツマイモらしさを感じられるが、中央三つは玉ねぎやゴボウに近い形状をしておられる。
そして何より‥‥‥
小さい（涙）
おわかり頂けるだろうか？
一流のサツマイモ職人ともなれば、カルビーやセブンイレブンを見習って、流行りの女性でも食べやすいサイズで栽培したのである（血涙）
あまりにも小さなサツマイモは、祖父とピナちゃんのツボに入ったようで「ち、小さい(´；ω；`)ｱﾋｰ（笑）」と笑われた。
心に傷をおったサツマイモ職人は「ばあちゃんにしか食べさせてやらねーからな（涙）」と吐き捨て、収穫して1ヶ月寝かせると甘くなるらしいので、サツマイモをダンボールにそっと入れたのである。
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