おにぎり生活始めました

現在ピナちゃんはマイホーム物件のリフォームに向け、家計を助けようと節約生活中である。
好きな和菓子も我慢し、さらに食費を浮かせる為にスーパーでは半額商品ハンターとなり、ピナ山家の家計を支えてくれている。

 

しかし今月はフィリピン人にとって最大のイベントであるクリスマスがある。

このままのペースではクリスマスに豪華な料理を作れないと危惧して、今月は食費をさらに削りクリスマス予算を確保しようとしている。

 

ピナちゃんがさらなる節約をしている事に気が付いたのは、先日夕食にハンバーグを作ってくれた時、私の大きなハンバーグとは対照的に、ピナちゃんのハンバーグは500円玉を一回り大きくした位のサイズだった。

最初は冗談でキッチンに大きなハンバーグを隠していると思ってキュートなハンバーグを笑っていたが、一向に大きなハンバーグを持ってくる気配がないので、小さなハンバーグを作った真意を聞いてみた。

 

私「本当にそれだけしか食べないの?」

ピ「ハイ(`・ω・´)」

私「何で?」

ピ「クリスマスに色々作りマス!食費キープシマス(`・ω・´)」

(((( ;゚д゚)))

 

日頃からピナちゃんは無計画に食費を使い過ぎているわけでもないし節約を頑張っているのだから、食事のグレードを下げたり我慢する必要なはないと伝えたが「チャレンジシマス(`・ω・´)」と言い、食費の増額を拒否し僅かな予算でやり繰りできるか挑戦したいようだった。

しかし私には通常の食事を用意してピナちゃん一人が我慢をすると、ピナちゃんの負担が増え体調を崩してはいけないし、20代前半の極貧生活を思い出し懐かしい気持ちもあって、せっかくなら夫婦で一緒に挑戦したほうが楽しいのではないかと提案すると、私に我慢をさせるのは嫌そうであったが、一人が我慢しているのを見て食事をするより、二人で我慢して食べる食事の方が美味しいと説き伏せ納得してもらった。

 

幸いにもお米を祖父母から大量に貰ったばかりで、ピナ山家には有り余る程のお米の備蓄があり、二人のおにぎり生活がスタートしたのである。

とは言っても、仕事へ行く時に持たせてくれる弁当には、おにぎりとスープを作ってくれて、仕事を始めたばかりで料理も作れず金も無く連日モヤシ炒めと御飯だけだった頃の昼食と比べると、十分過ぎる贅沢なメニューに思える。

さらに家での食事は日本人が愛してやまない、卵かけご飯やお茶漬けといった低価格で美味しい食事も多数あり、覚悟を持って挑んだおにぎり生活だったが辛い気持ちが無いばかりか満足度は高かった(笑)

そろそろ今年もお歳暮が届き始めているので、できる事ならご飯のオカズが多ければ良いなと願っているのである。

フィリピーナの心を掴む

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