1月も半ばだというのに正月の記事が続きます(汗)
ピナちゃんは日本の正月が好きである。
おせち料理や雑煮、初詣の雰囲気や日頃と違う静かな町に興奮を隠しきれていない。
元日の昼過ぎに目を覚ました私達は、さっそくおせちを食べる事にした。
ピナちゃんはおせちを選ぶのに悩みに悩んでいたが、祖母が中華おせちを注文したので私達は和風おせちに決めたのである。
おせちを食べる前に洗面所へ顔を洗いに行こうとする私に「早く早く(‘A`)」とピナちゃんが急かしてくるので、新年早々慌しく顔を洗う事となった。
リビングへ戻ると既にテーブルには風呂敷が広げられ重箱がセットされていた。
私「ピナちゃん!開けておやんなさい!(おかま口調)」
ピ「アーイ(*´Д`*)」
年々おせちソムリエピナちゃんの目利きが確かなものとなり、同価格帯でありながら美味しそうな物を選ぶようになってきている。
おせちを堪能したいピナちゃんにイクラは一粒ずつ食べる等の厳しいおせち規制をされながらも、おせちを食べると「新年を迎えたんだな」と実感する。
そして正月の料理といえばおせちだけではなく雑煮も欠かすことはできないが、ピナちゃんはフィリピーナでありながら絶品の雑煮を作る事ができて、私はそれが大好物なのである。
その為、ピナ山家では餅を大量に購入しているのだが、事情を知らない複数の心優しいご近所さんが、「フィリピーナだからお餅を買ってないかもしれない」、「ご主人はゴリラ顔だからお餅とか買わないかもしれない」と心配したのだろう、年末にピナちゃんはご近所さんからお餅をたくさんもらってしまったので、私達の購入分と合わせて尋常ではない数の餅を消費する事となってしまった(汗)
ピナ雑煮
私達はおせちや雑煮を食べたり初詣へでかけたりして平穏な正月を過ごしていたが、夜中に再びおせちを食べ始めた時に突然事件は起こった。
おせちの説明書きにおみくじ入りと書かれていたのだが、どこにもおみくじは見当たらなかったので気にしていなかったが、お菓子を一口食べると手に持っている方のお菓子の中から紙が出てきたのである。
「こんな所におみくじが隠されているなんて素敵な演出じゃないか」と考えながら、ふとピナちゃんに目をやると今にもそのお菓子を食べようとしていた。
!?
私「ピナちゃん!おみくじが入ってるから食べちゃだめだよ!」
(´・ω・`)?
……パクッ
何で食べるんだよ(笑)
私「ピナちゃん出して、それ出して(汗)」
アイ・・アイ・・(‘д` ;)ポリポリポリ ※取られると思ってる。
私「取らないから、後で食べていいから、中に紙が入ってるよ!これ!これ!(汗)」
Σ(゚д゚;)!?
小さく丸まり無残な姿となったおみくじは広げても解読不可能であった。
自身の食い意地のせいでこうなったにもかかわらず「アエイ(‘A`)(訳:復元してください)」と依頼してきたので、慎重に紙を広げて雑巾の上でドライヤーで乾かすと、何とか読めるまでに復元することができた(驚)
私「静は熱に勝つって書いてあるね」
ピ「どういう意味デスカ(`・ω・´)?」
私「旦那さんを大事にしてねって意味だよ(真顔)」
ピ「太郎さん・・・嘘言ってマスネ(‘A`)」
漢字が読めるようになってきたピナちゃんは、近頃私の嘘を見破るのである。
私「何か問題があってもエキサイトせずに、落ち着いてる人の方が強いって事だよ」
ピ「ナルホド(`・ω・´)」
私「できる?」
ピ「デキルヨ!! 日本の女の人みたいナルデスヨ(*´Д`*)オオーイ」
言ったそばから興奮気味であるがピナちゃんは元気がある位が可愛いのである。
–おまけ–
私がすっかり忘れていたがピナちゃんは覚えていて作ってくれた七草粥。
雑炊のようになってしまったが美味しかった。