※本日の記事には少々品のない内容が書かれております御注意ください。
タイムリーに土用の丑の日の記事を書こうか迷ったが、皆様が同じような失敗をして苦しまないよう、本日は私達夫婦を襲った悲劇について書きたいと思う。
これは昨夜の出来事だが夫婦揃って地獄を見た。
私は無宗教であるが八百万神に「何とかしてくれ」と心の中で祈ったほどである。
おそらくピナちゃんもキリストに祈っていただろう。
事の発端は先日ピナちゃんと電気屋デートをしていた時に、フィリップスから発売されている”ヌードルメーカー”という、自宅で麺が作れるハイテクマシーンを見つけた事であった。
麺類が好きな私達は瞬く間に販促用の動画に心を奪われてしまい衝動的に購入しかけたが、「2万円を超える本体価格を回収するのに何回麺料理を食べれば良いのだろうか?」という考えが頭を過ぎり、少し冷静になった事で一時間近く現場で考え込んでいたのである。
これは「現金で自宅を購入した場合は賃貸と比べて月々の家賃が浮くが手持ちの現金が少なくなる」と言うような、持ち家が良いか賃貸が良いかという問題に通じる所がある。
2万円程度で大げさだと思われるかもしれないが、貧乏性な私はふんぎりがつかないのである。
さらに本体サイズ的にもキッチンに配置された場合、私が家電で最も大切にしているデロンギのエスプレッソマシーンの隣に配置される事が予想され、 問題なく配置できれば良いがスペースの関係で最悪の場合は立ち退きをピナちゃんから要求される不安も抱えていた。
自家製麺が作れるのは魅力的だが、我が家にはお中元でいただいた蕎麦や素麺があるし、保存がある程度利くパスタの麺は家に常備されているので、作るとすればラーメン用の生麺である。
ピナちゃんにラーメンの為にヌードルメーカーを購入するか迷っている事を伝えると、豚骨ラーメンが作りたいと言い出したが、豚骨というだけあって豚の骨からダシを取る気がして難しい気がする。
そうなると現実的に作れそうな味噌ラーメンの為に2万円か…と考えてしまい、ラーメンの命とも言えるべきスープが上手く作れるかどうかで購入を決める事にして電気屋から撤退した。
そして昨日、ヌードルメーカーの購入を賭けて味噌ラーメン作りに着手したのであるが、せっかくなら行列ができるほどの絶品スープを作ろうと、店主であるピナちゃんが3種類の味噌を合わせる仕込みをしていた時に、思い返すだけでも身の毛もよだつ事件が起きたのである。
湿気の多い季節という事もあり、リビング横のバルコニーに設置してある椅子に腰掛けて、煙草を吸いながら日中は窮屈な思いをさせているキン○マに夜風を当てて涼をとっていた所、「痛いデス・・痛いデス(´;ω;`)」と室内から泣きそうな顔をしたピナちゃんが、両手を差し出して訴えかけてきた。
包丁で手でも切ったのか!?と思い、慌てて室内へ入ると夜風にあたり過ぎて冷えたのか、夏場だというのに恥ずかしがり屋のリトルボーイは頭までスッポリと皮で覆われており、今さらピナちゃんに見栄を張る必要もないのだが、夫として面目が立たないのでさり気なく抜刀しながら駆け寄ったが、抜刀した事を見逃さなかったフィリピーナにより、「こっちの方がキュートディバ(‘A`)」と再び鞘へと戻されたのである(涙)
ピナちゃんの手を確認すると目だった外傷はなく安堵したが、相変わらず「痛いデス・・痛いデス(´;ω;`)」と痛みを訴えていた。
何で痛いのだろう?と不思議に思い、どの辺りが痛いのか確認すると手の平全体が痛いようだった。
「何で痛いんだろうね?」と言いながら、さり気なく再びリトルボーイを抜刀したのだが、またしても見つかってしまい、再び鞘に収められただけでなく、あろう事か先っぽを掴んだままグイグイと引っ張ってくるのである(驚愕)
私「ちょっと!何すんの!これ以上伸びたら大変だから(涙)」
アエイ(‘A`) グイッ! グイッ!
一進一退の攻防の末、諦めてキュートな姿のまま再び手を診察しようとした時の事であった。
リトルボーイが熱いのである(驚)
熱さは次第にヒリヒリした痛みに変わり、やがてチクチクと刺されるような痛みがリトルボーイを襲ってきた。
いったい何が起こってるの?(恐怖)
ピナちゃんに触れられて痛くなった事から、ピナちゃんが間違って手に劇薬でも塗ってしまったのではないか?と思い、先ほどまで味噌の仕込みをしていたキッチンへ行くと、そこには辛味噌を作ろうとしたのか3種類の味噌に細かく砕いた唐辛子が練りこまれていた。
唐辛子成分がピナちゃんの手に付き痛みを引き起こし、さらに唐辛子は手を媒介して私のリトルボーイへと移り二次感染を引き起こしたのだろう。
すぐに浴室へと移動して手とリトルボーイに付いた唐辛子を洗い流そうと試みたが、吸着する性質なのか痛みが収まる気配はなかった。
余りにも痛みが増してくるので医者に行こうかとも考えたが、「ち○こに唐辛子が付きました」等と言える分けもなく、応急処置としてピナちゃんは凍らしておいた保冷剤を握り、リトルボーイは大事をとって熱さまシートを巻きつけて様子を見ようと思ったのだが、痛みで縮こまり過ぎて上手い具合に巻けないのである(涙)
明日になっても痛みが引かないようなら、そういうプレイだと割り切って病院へ行こうと酒を浴びるように飲んで眠りにつき、本日起きてみると痛みは消えていたので胸を撫で下ろしたが、かつて味わった事の無い恐怖を感じた事件であった。
注意喚起の為に恥を忍んで記事にしましたが、皆様におかれましても唐辛子を素手で触ったり、触った手で日本刀を握りこんだりしないようご注意ください。