2週間検診に行ってきた。
小児科でモンタの成長の確認と、産科で生後間もない新生児の育児で困ってる事があれば相談できる検診である。
困った事と言えば、モンタの底なしの可愛さに私が仕事をするのを拒否していることだろうか?
そんな事を相談した所で、「それはお父さんの匙加減一つですよね」と先生に言われるのは目に見えているので相談はしないけれど、ピナちゃんは『ミルク代を稼いでこい』と思っているのか「お仕事ダイジョブ(‘A`)?」と時折心配そうに尋ねてくる。
ただ、こんなキュートな姿を見せられてしまっては「父上の働く気持ちは0よ!」
私「日本には育休ってのがあってね…」
モンタを毎日つつきたい私は、従業員もいない零細企業(株)ピナチクリンに育休制度を導入したことにして2~3ヵ月は粘ろうと思っている。
それに産後の体は何かと大変だと聞くので、『俺が家にいると役に立つぞ!』と言葉には出さないけど家事マシーンとなり猛アピール中なのだが、出産前日までベッド下にモンタの収納をDIYで作っている私について回り、一緒になって電動ドリルでビスを打っていたピナちゃんには効果が薄いかもしれない(汗)
そんな感じで特段困ったことはなく、元気に育っているモンタを連れて私たちは病院へ向かった。
もしかすると私がいては言い出しづらい事があるかもしれないし、他の妊婦さんも暑苦しそうなゴリラと遭遇してお産が早まってはいけないので、病院へはピナちゃんが一人でモンタを連れて入り、私は駐車場に車を停めて待っていたが、逐一ピナちゃんから送られてくるモンタの写真を眺めてニヤニヤしていたので、車外からは変質者のように見えただろう。
しばらくすると、ニヤつく私のもとに「モンちゃん頑張ってます」とテキストが添えられて、画像ではなく1本の動画が届いた。
そこにはケースに入れられたモンタが、他の赤ちゃんの泣き声につられ泣きしそうになりながらも、必死に眉間にシワを寄せて耐えている姿が映し出されていた(涙)
『漢や!漢やでモンタ!』
この世に生を受け二週間だが、モンタは家で漢の修行をしていた。
まだ外にも出られないので修行と言っても、握りしめた拳の中に親指が入っていると、猫なで声で「親指を外に出さないと指を痛めるよ~」と言いながら親指の位置を修正して、正しい拳の作り方を覚えさせていたくらいだが、確実に漢の精神が宿っていたのだ。
私はすぐさま「モンタは他人に涙を見せる軟弱な男じゃないからな!」とピナちゃんに返信をしたが、数分後にウンチをして号泣しているモンタの写真が送られてきたので、「これは男泣き」と返信したのである。
先日はモンタ誕生に多くのコメントを頂きましてありがとうございます。
大勢の方に祝ってもらえて父上は幸せです。