プロフェッショナルの流儀?立って眠れると言い張る妻

昨晩、眠る前にベッドでピナちゃんと話をしていると、どんな流れでそうなったのかは分からないが、“立ったまま眠る事ができるか?”という話題になった。

誤解されてはいけないので一応念を押しておくがチ〇コの事ではない。

直立した姿勢のまま眠れるかという話である。

 

直立姿勢での睡眠は疲れきっていて一瞬だけ眠りに落ちる事はあっても、朝まで熟睡はさすがに不可能だろうと思い「眠るのは難しいと思うよ」と伝えると、ピナちゃんは「私はできマス(‘A`)」とドヤ顔で豪語してきて、にわかに信じがたいので「本当に?無理でしょ(笑)」と言うと、「私はプロフェッショナルですカラ(‘A`)」と言い張るのである。

 

睡眠に素人も玄人もないが、毎日のお昼寝習慣に加えて幼少期の頃は床や外で眠らざるを得ない環境に身を置かれていたりと、睡眠に段位があればピナちゃんはおそらく有段者だろう。

これまで培ってきた経験からか、自信に満ち溢れたピナちゃんのキリリとした表情を見ると、もしかすると本当に眠れるのかもしれない・・と信じかけたが、そんな筈はないと我に返った。

 

その後も「できる」「できない」の言い争いが続き、「本当に眠れるなら明日の夜は焼肉を食べに連れていってあげましょう!」と伝えると、「本当カイ(・∀・)!?」とピナちゃんはおもむろに立ち上がり、寝室の角で腕組みをした体勢で壁に体を預けて目を閉じた。

(‘A`)・・・

(‘A`)グーグー

(‘A`)グーグー

Σ(゚д゚;)アイッ寝テタ!!

ただの寝たふりじゃねーか(笑)

 

ピナちゃんは「ドウダイ(´・ω・`)?」と言いながらベッドへと戻ってきたので、立ったまま眠れるという事で手を打とうと思い「分かった信じるよ」と伝えると、私の顔が半笑いだったのか「今日は立って寝マス(‘A`)」と意地を張り、電気を消して毛布を手に取り再び寝室の角へと移動した。

私「ピナちゃん風邪をひくからベッドで寝よう」

ピ「ダイジョブデス。ここで寝マス(‘A`)」

 

本当に直立睡眠に挑戦する気なのだろうか?

捕まえてベッドへ運んでもまた移動するかもしれないし、どうしたものかと考えていると、だんだんと月明かりで目が慣れてきて部屋の隅にいるピナちゃんの姿が確認できるようになった。

めっちゃこっち見てる(笑)

 

すでに眠る気などさらさらないのか壁に体を預けてもいない。

ただ毛布をマントのように体に巻いて立っているだけである。

 

まさか・・・私が眠るのを待っているのかい?

ピナちゃんの思惑に気が付いてしまい、吹き出してしまいそうになるのを耐えて、息を整え試しに寝息をたててみると、頭を傾け本当に眠ったのかこちらの様子を伺っているようで、その警戒心はまるで野生動物である。

 

「寝マシタカー(‘A`)」と囁かれても寝たふりを貫き通すと、ジワリジワリと音を消してピナちゃんはこちらへ歩を進めてきたが、まだ警戒しているのか中々布団へ入ってこない。

「早く入れよ!」と心の中で思いながら、面白すぎる行動に体がプルプルと震えそうなのを耐えながら待っていると、「完全に寝たな!」と確信したのかモゾモゾと布団へと潜り込んできて、大胆にも私の腕を強引に動かし枕にして、1分もしないうちに寝息が聞こえてきた(驚)

さすがは有段者、熟睡である。

 

翌朝目を覚ますと、早起きのピナちゃんは私の弁当作りに取り掛かっていたので、昨夜の行動は見なかった事にして、どこの焼肉屋に行きたいか聞いてみると、立って眠らなかった罪悪感からか「冷蔵庫に食べ物まだアリマス(‘A`)ダイジョブ」と言い、焼肉は延期となった(笑)

大切な方へ睡眠をプレゼント

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