妻のパニック障害を克服するために選んだ治療方法

  • 2017年2月11日
  • 日常
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本日の記事はパニック障害の治療方法について書いてありますが、パニック障害の治療はこれが正しいという方法はなく、どのような治療方法を選択しても賛否両論あると思います。

 

私達は記事に書いてある方法を選択しましたが、症状・環境によっては悪化する可能性もありますので、「このような方法もあるのだな」程度に考えて読んで頂ければ幸いです。

この記事は妻の過去がパニック障害の原因?の続きです。

 

ピナちゃんに発作が起こった翌日、心ではなく体に問題がある可能性もあるので、念のため家の近くの病院へ行き検査をしてもらった所、体には何の問題も見当たらなかったので一先ず安心した。

続いて心療内科で診てもらうため、ピナちゃんに「体は問題無かったから、次は心のチェックをしてもらおうね」と伝えて、家から少し離れるが一番近くの病院へ向かったのである。

 

待合室でしばらく待ち名前を呼ばれたので一緒に入り、昨日の事やこれまで恐怖を感じていた状況等を先生に説明をした。

「疲れてるだけですよ。」そんな言葉を期待していたが、言われたのは”軽めのパニック障害”であった。

 

パニック障害を引き起こす原因は色々とあるようなのだが、ピナちゃんの場合は幼少期の親との死別やいじめ、不安感の尽きなかった生活、性格も真面目だったり臆病だったりと、小心者の世界ランカーであるピナちゃんは当てはまりすぎていた。

ただフィリピンでの出来事が全てではなく、ピナちゃんは認めないが環境の変わった日本での生活においても、日本人らしい生活・文化に順応しようと頑張りすぎて、それが知らないうちにストレスとなっている可能性はある。

 

また”軽め”と言うのは日常生活に支障が出るほどパニック発作が出ているわけではなく、苦手な場所を怖がって完全に避けるようにはなっていない事など説明を受け、パニック障害は周りの理解がとても大切だとも教えてもらった。

治療方法として、なるべく発作をおこさないように不安感を和らげる薬を処方して様子を見るとの事だったが、人によっては副作用で頭痛・吐き気・生理不順等を起こす場合もあると言われ、普通に生活ができている状況で副作用のリスクを取るべきなのか悩み、妻とじっくり相談して決めたいので少し考えさせてほしいと、その日は薬を断り帰宅をしたのである。

 

パニック障害の特徴として信頼できて症状を理解してくれている者と一緒であれば、安心感からか一人では不安に思う場所へ行っても平気な事がある。※症状や環境によっては無理な所もあるので平気だろうと強引に連れていったりはしないでください。

友人達と一緒の時に地震が起きればピナちゃんはしばらくオロオロするようであるが、私と一緒の時は「大丈夫だよ」と言えば安心して熟睡するので、ピナちゃんから信頼されているのも感じていて、現在のピナちゃんの状態を考えれば、私と一緒であれば何処へ行っても不安を感じる事はないと思う。

それであれば、先ずは薬による治療よりも苦手な場所へ一緒にでかけて、怖い場所ではないと脳に認識させ克服できるように挑戦するべきではないのかと思うが、こればかりはやってみないと分からない。

 

晩御飯をすませた後、もう一度ピナちゃんに何故不安に感じるかの理由や、昼間に病院で聞いた治療方法、薬を飲んだ場合は稀に副作用が起こる事などを伝え、ピナちゃんはどうしたいのか尋ねてみた。

ピ「太郎はどっちがおすすめデスカ(´・ω・`)?」

私「俺もどっちが良いか悩んでるんだよ。」

ピ「私はお薬はあまり飲みたくないデス(´・ω・`)」

私「なんで?お金がかかるから?」

ピ「お金もそうですけど、生理が無くなるかもシレナイ(´・ω・`)心配デス」

 

そんな会話があり、私達は薬による治療ではなく、認知行動療法という苦手な場所へ行きその環境に慣れて克服する方法を取ることにした。

しかしパニック障害を克服するための特訓だから○○へ行こうと言えば、気負ってしまうかもしれないので、日常生活の一部としてピナちゃんの体調に注意しながらも自然に取り入れようと考えている。

 

先月ブログを休んでいる間にこのような事があり、立て続けにパニック発作を起こして予期不安が酷くなったり、広場恐怖(苦手な場所を避けるようになること)に発展しないよう、なるべく一緒に過ごして、会社も借りている事務所は引き払い、リフォーム中のマイホーム物件(賃貸併用住宅)の賃貸予定だった一室を急きょ事務所にする事に決めて、行政書士にお願いして本社移転の手続きをすませた。

当面の目標としては、ピナちゃんの苦手な場所で楽しい思い出を作り、怖い場所ではなくて楽しい場所なんだと思えるようにできればと考えている。

 

とは言え、その場所に行くことを拒まれれば無理には行かず、これまで通りピナちゃんが安心して過ごせる生活圏で活動しようと思っていたのだが

私「ピナちゃんここのカフェに行くけど一緒に行く?」※発作を起こした地下街のカフェ

イク!!(*´Д`*)オオーイ

その心配はなさそうである。

 

ご心配をおかけしましたが、幸いにもピナちゃんのパニック障害は軽度という事もあり、友人達とも会う事もできるし苦手な場所も少なく行動に制限がかかるほどではないので、いつも通り毎日楽しそうに過ごしています。

死別やいじめのあった過去を消す事はできませんが、日常生活でのストレスを軽減させたり、不安に思う時には一緒にいる事はできるので、安心して過ごせる環境を二人で作りたいです。

 

最後に、パニック障害の方や周りのご家族・ご友人の方へお伝えしたいのですが、私の幼馴染がパニック障害になった頃やそれ以前と比べれば、芸能人なども同様の病気になり徐々に周知されてきましたが、まだまだ周りの理解を得るのが難しい病気だと思います。

そんな中で突然襲ってくる恐怖感と将来への不安は、本人にしか分からないと思います。

幼馴染も一時は一人で何もできなくなり絶望していましたが、現在は症状も落ち着き完治したとは言えないまでも、上手く病気と付き合う事ができるようになり社会復帰も果たしています。

早く治したいという気持ちがあるとは思いますが、これまで頑張り過ぎたので、のんびりと休む期間なんだと考えるようにして、お互いゆっくりと向き合っていきいましょう(・`ω・)b

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