フィリピン人妻のピナちゃんが里帰りから帰ってきてから、連日「おばあちゃんの家に行きマス(・∀・)」と退院明けの祖母を気にかけてくれて、祖母宅へ足しげく通っているためブログの更新が途絶えておりました(汗)
家族でも介護は精神的にも肉体的にも負担がかかるので、「無理をして疲れないように自分のペースで祖母の家には行けばいいよ」と伝えると、「全然疲れマセン。おばあちゃんに会えてハッピーデス(*´Д`*)」と全く祖母の介護を意に介していないようだった(驚)
それどころか、ピナちゃんは毎日「おばあちゃん何を食べたいデスカネ(‘A`)」と祖母が食べやすいように柔らかい食事を考えて作ってくれる。
祖母の入院中に「ハンドブレンダーを買って買って」と言うので購入したのだけど、それも祖母に野菜をすり潰したスープを飲んでもらう為だったのだ。
食の細くなった祖母は私の絶品チャーハンは残してしまうけれど、ピナちゃんの作る料理はパクパク食べる。
料理はもちろん美味しいのだけど、ピナちゃんが美味しそうに食べるので祖母もつられて食べるのだろう。
先月病院から退院した時の祖母の体重は32kgだった。
余りにも細いので食事にプロテインでも混ぜようかとも思っていたが、ピナちゃんの料理で今は35kgまで増量されているので、このまま丸々と太ってポッチャリ系になってほしい。
ハンドブレンダーを使ったスープ達
アスパラのスープ
よく分からないけれど美味しいスープ
味噌汁(ハンドブレンダー不使用)
かぼちゃのスープ
コーンスープ
お年寄りが食べづらい野菜もハンドブレンダーを使うと楽に食べられるので、近頃食事の量が減った……と介護でお悩みのご家庭は導入するといいですよ!
どこのご家庭にもあるアイテムだったらドヤってすみません(汗)
毎日の美味しい料理だけでも十分過ぎるほどだが、ここからピナちゃんは本領を発揮する。
フィリピン人の介護スキル
祖母とピナちゃんが初めて会った6年前。
祖母はまだ元気でピナちゃんに料理を教えてくれたりしていた。
しかし年を追うごとに体力は低下し、ついには台所に立ち料理をすることはなくなった。(ゆで卵は作る)
病院から退院する時も「リハビリを頑張る」との条件付きで退院をしたのだけど、祖母は体を動かすことを嫌がり、椅子に座ってテレビを見るか布団で寝て過ごす生活を望んでいた。
だがピナちゃんは祖母の健康を考え、動かない生活を良しとはしなかった。
お年寄りに甘いピナちゃんが「今日は疲れてるから……」と言う祖母の言葉に頷かず、「ちょっとだけ一緒に運動シマショ(・∀・)」と柔らかいボールを握る手の運動からはじめ、祖母の体調を伺いながら徐々に運動の幅を広げていった。
ゴムを使用したリハビリでは最初は嫌がるそぶりを見せていた祖母だったが、1セット10回のストレッチが終わる度にピナちゃんが嬉しそうに喜ぶので、その姿を見た祖母も次第に楽しくなってきたようで、やる気を見せ始めた。
今ではピナちゃんとの運動の時間が祖母の楽しみとなり、毎日30分の運動が日課になった(驚)
頑張る婆ちゃん。
三角筋を鍛えてパンチ力をあげようとする婆ちゃん。
祖母とピナちゃんがリハビリに励む中、私はロッキーのテーマソングを流したり、「ばあちゃん!来年は東京オリンピックだぞ!」とアスリート魂に火をつけるため発破をかける。
このまま順調に体力が回復すれば、祖母がスミスマシンを欲しがる日が来るかもしれない……
それではフィリピン人名トレーナーの様子を動画でご覧ください。
おわかり頂けただろうか?
祖母よりもピナちゃんが嬉しそうなのである(笑)
おそらくお年寄りの介護で最も大切なのは、介護する側が楽しそうにすることなのだろう。
ニコニコとして嬉しそうなピナちゃんに、いつも祖母は別れ際に「ピナちゃんのような良い子に会えて婆ちゃんは幸せだよ」と拝むように話しかけるので、その言葉を聞いたピナちゃんも嬉しくて祖母にまとわりつく。
そのお陰で外で待っている私は蚊に刺されるのである。
肺のトレーニングのためにダイソーで買ったおもちゃを使い妻を笑わせようとする祖母。
二人は10年ぶりとなる近所の公園までの散歩を目標にリハビリを続けている。
もし私達と同じように介護中で、食事をとってもらえなくて心配されている方は、担当医からメイバランスという飲み物がいいと教えてもらいましたのでお試しください。
現場からは以上です。
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