トイレの音に金を払う妻

  • 2019年6月20日
  • 日常
  • 24件

本日の記事はトイレの話となります。その為、お食事中の方や今夜の夕食がカレーの方は読み飛ばした方が賢明かと思います。

 

毎日お世話になっているトイレ。

4㎡にも満たない空間は極めて落ち着ける場所である。

 

もし家にトイレ・風呂・キッチンのどれかしか設置できないとなると、迷わずトイレを選択するだろう。

キッチンが無くても外食やコンビニを利用すれば事足りる。

風呂はあるに越したことはないが、本気を出せばトイレの手洗い器の水を利用して体を清潔に保つことは可能だ。

 

だがトイレだけは変わりがきかない。

近所のコンビニやパチンコ屋のトイレを利用するにしても毎日利用するのは気が引けるし、急に便意を催した時などは手遅れとなる。

それほどトイレは日常生活を送るうえで必要不可欠な場所なのだ。

 

私はトイレへのこだわりがある。

第一に落ち着いて用を足せる場所。

第二に清潔に保たれている場所。

この二つの条件を満たさないと、よほど追い詰められた状況でない限り、納得のできるトイレを探す。

 

野宿や川の水を飲んだりは平気だけど、トイレは落ち着いた空間を望んでしまうのだ。

国内だとパチンコ屋とホテルが上記の条件をクリアしている事が多い。

特にパチンコ屋は音楽がガンガン流れているので、周りを気にせず遠慮なく用を足せるすばらしい空間である。

 

トイレを探すのに国内だと困る事は少ないが、これが海外となると独自の進化をとげた日本のトイレ事情とは勝手が違う。

トイレットペーパーが無かったり、変なホースがついていたり、便座が無かったり、トイレットペーパーが流せなかったりと、日本では考えられないトイレ環境なのである。

 

今でこそ室内にトイレが設置されたようだが、フィリピン人妻ピナちゃんの田舎へ行った時には衝撃を受けた。

まずトイレが屋外にある。

風が吹けばめくれ上がる布で四方を囲った空間に便座のない便器が設置されていて、最後に流せるように桶に水を汲み夜空に浮かぶ星を見ながら用を足す。

開放的でロマンチックな感じがするかもしれないが、素早く済ませないと尻を蚊に刺されるし、明かりを灯せば虫がダイブしてくる(涙)

 

皆様は便座のないトイレで用を足した経験はありますでしょうか?

アジアを旅行中に定期的にそのようなトイレに遭遇していたが、未だに正しいスタイル(用の足し方)を知らない。

周りにも聞いてみたが、中腰派や片足だけ便器に乗せる犬の小便スタイル派、我々日本人のDNAに刻まれた和式スタイル派、諦めて座っちゃう派と本当に様々なのである。

 

色々なトイレとの出会いと別れを繰り返し、トイレとはプライベートが確保され、落ち着ける空間であることの大切さがわかった。

ピナ山ヒルズ(自宅)をリフォームする時も、トイレの場所から間取りを組み立てたほどである。

音が聞こえないよう室内ではリビングや人のいる空間から少し離れた場所を選び、使用頻度の少ないゲストルームに隣接する場所にした。

それでもゲストが滞在している時など、落ち着いて用を足せないので、階下の筋トレルームにもトイレを設置している。

 

室内だけではなく、外へ伸びる換気ダクトの位置も重要となる。

通りに面した位置に換気ダクトを設置してしまうとトイレの音がだだ漏れとなるので、隣のオフィスビルの窓の無い壁面をターゲットにした。

 

私は乙女のような一面があるのか、トイレの音を他人に聞かれるのが嫌なのである。

できることなら誰もいない空間で遠慮などせず爆音を響かせたい。

だが他人がいるような場所だと、気遣いができる男なので音を抑えてしまう。

 

そんな理由でトイレはやはり自宅が一番である。

なぜ今日はトイレの話なんかをしているかと言うと、私のリラックスタイムであるトイレでのひと時を脅かすピリピン人がいるからなのだ。

 

今日も朝っぱらからルーティーンとなっているトイレへと向かい、本を読みながら用を足していると、バンッ!!と銃声のような爆発音のような屁が出た。

中々の音量だったな!と満足感に包まれ読書をしながら用を足していると、「テロですか(‘A`)!!お怪我はありマセンカ(‘A`)!?」と音を聞きつけたピナちゃんが、トイレのドアの向こうに駆け寄ってきて笑っている。

 

「あっちへ行ってろ!」と言うと静かになったので活動を再開し、パパパンッ!!パパン!!と再び銃撃戦が始まると、ドアの向こうから「エッエッエッ(*´Д`*)」と笑い声が聞こえてきた。

息を潜めてんじゃねー(笑)

 

トイレの外ではゴソゴソと物音が聞こえ、どうやら私がトイレを終えるまでピナちゃんは居座るようだ。

ただ今更ピナちゃんに音を聞かれても恥ずかしくはないので、気にせず本を読んでいると、ドアの向こうから「この店はどうなってマスカ( ゚Д゚)!!」と音がしないトイレに不満を爆発させるピリピン人客がいるのである。

 

((店ってどういう事だよ))と思いながらも無視していると、ゴソゴソ音がしたかと思うと、ドアの下の隙間から千円札がスッと入ってきた(笑)

そういうシステムなのだろうか……

 

私「足りません。3千円からです。」

ピ「あっ、そうデスカ。じゃあお会計お願いシマス(´・ω・`)」

 

するとドアの隙間からクレジットカードが入ってきた。

これ俺のカードじゃねーか(笑)

先ほどの千円も私の財布から支払ったようである。

 

私「すみません。自分のお金を払ってもらえますか?」

ピ「領収証をお願いシマス(´・ω・`)」※聞いてない

 

こんな攻防が続きトイレの水を流すと、店主が出てくる気配を察知したフィリピン人客は怒られると思って慌てて逃げていったが、すぐに捕まえてくすぐっておいた。

りょ、領収証はいりマセーン(´;ω;`)ハヒー

くすぐられる理由はそこじゃない。

 

前回の記事へのコメントの返信の途中ですが妻が構ってほしそうな顔で覗いていますので、コメントへの続きの返信は後日行います。すみません。

フィリピーナの心を掴む

「この日本人正気なのか?」と思われるデザインを多数取り揃えております!

Tシャツ販売サイト

トイレ
もし宜しければフォローをお願いします。