サツマイモが壊滅して農園の危機

  • 2019年5月18日
  • 日常
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じいちゃん孝行をしたら庭の畑で家庭菜園ができる権利を手に入れたで紹介した畑に、何の作物を植えるか悩んでいた。

コメントで色々と魅力的な作物を教えて頂いて悩みに悩んだけれど、最終的には畑のオーナーのピナちゃんが自家製のサツマイモを収穫して、祖父母と焼き芋パーティーをしたいようなので、サツマイモを育てる事にしたのである。

 

ピナちゃんとホームセンターへ行き、店員さんに「サツマイモを育てたい」と伝えると、サツマイモの苗を販売しているコーナーへ案内してくれた。

サツマイモにも色々な種類があるようで何を選んでよいのか困惑していると、「どれが一番美味しいデスカ(・∀・)?」と何の知識もない私にピナちゃんは聞いてきた。

「それぞれ好みがあるからね(汗)」と返答を濁し、ピナちゃんが苗を確認している間に慌ててブログをこっそりと開いてコメント欄に目を通し、「安納芋とシルクスイートが育てやすくて甘くて美味しいよ!」と、いつものように教えて頂いた情報をもとに知ったかぶりをして、サツマイモにも精通した賢い男なのだとアピールした。

 

「太郎は何でも知ってマスネ(*´Д`*)」と私の偽りの博識ぶりを褒めるピナちゃんに気を良くして、何の意味も無いけれど苗を光にかざし「この苗は中々鮮度が良いな」とドヤっていると、「はえー(゚д゚;)」とピナちゃんは驚いていた(笑)

隣にいる店員さんは「何言ってんだこいつ」という表情だったが、目が合ったので((分かってるな?))とコクリと頷くと、「ご主人はお詳しいですね!」と気の利くバーテンダーのようにヨイショしてくれて、ピナちゃんの中でのサツマイモ職人の地位を不動のものにしたのである。

 

安納芋とシルクスイート、ピナちゃんの選んだ金時いもを10本ずつ購入し、祖父は入院中の祖母の病室に入り浸っているので不在だがピーナッツファームのある祖父宅へと向かった。

サツマイモを育てるには、畝(うね)を作る必要があると店員さんに教えてもらっていた。

土を盛り上げて畑っぽくすること。なぜ作るのかは知らない。

 

お洒落をして祖母のお見舞いに行ったピナちゃんの服が汚れてはいけないので、サツマイモの申し子である私が畝作りから植え付けまでを一手に引き受けた。

適当に土を盛り上げて、買ってきた苗を品種ごとに列を分けて植えつけて水を撒くと、ピーナッツファームのサツマイモ農園は完成した。

ピーナッツファームのサツマイモ畑

太郎
これで秋の収穫を待つだけやで!

数日後、農園は悲しみに包まれた

祖父から「イモが枯れてるぞ!」と連絡が入ったのである(驚)

ピナちゃんが楽しみにしているのを知っているので、農園の惨状に祖父も私も慌てた。

 

ピナちゃんが祖母の病室を訪ねた隙に、ピーナッツファームへ車を走らせ畑の状態を確認すると……

壊滅した畑

壊滅してる(滝汗)

 

サツマイモ職人は枯れた原因を探るため、土から出ているサツマイモを引き抜いて確認する。

抜いたサツマイモの苗

サツマイモの苗

なるほど……

全く分からない。

サツマイモ事情に明るくない私には、抜いた所で枯れた原因を特定できない(汗)

 

思い返せば植え付けたサツマイモ畑を見た祖父から「畝が低いし狭い。苗をもっと埋めた方がいいぞ」と忠告を受けたが、サツマイモ職人のおごりだろうか「問題ない」と放置したのである。

あれほどピナちゃんにドヤっていたのに、このままでは愛しのピリピン妻が悲しむではないか。

 

すぐさま近くのホームセンターに走ったよね。

前回はスーパーのネギみたいな形で売られていた苗を買ったけれど、今回は薄いプラスチックのコップのような物に入れられて、既に根が伸びている物を購入した。

 

大急ぎでサツマイモ畑の改良に着手し、祖父のアドバイス通り畝のサイズを拡大してサツマイモの植え付けを行った。

畝を改良したサツマイモ畑

サプライズでメロンも植えた(笑)

安納芋はメロンのように甘く、見た目もメロンと似ていると嘘をつき、ピナちゃんを困惑させるためである。

メロンも植えた

簡単に育つと思っていたサツマイモ栽培だが中々奥深い。

二度目の挑戦から数日が経過し、祖父から「今回は大丈夫そうだ」とお墨付きをもらったが、どうかこのまま成長してほしい。

 

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壊滅した畑
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